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「空気読め」は敗北宣言

空気を読めないひとに「空気読め」と発声することは、それが「空気を読むべき場である」と空気によって伝えるパフォーマンスに失敗した結果であるから、これは敗北宣言と言ってよい(←「自分(たち)のペースを降り、(すくなくともその一言を発するため)相手のペースに乗らざるをえなくなった」)。

まあ大概のひとは「空気」に対する感覚力と同等の操作力は持っていないわけだから(演技の良し悪しがわかるひとのすべてが、自分のわかる上限の演技ができるわけではない)、その自らの内部のギャップによってやらかしてしまう不粋ってかんじか。で、「空気読んだうえで空気読まない」芸というのは、各人のそうしたギャップにつけこんでリアクションを引き出す立場なので、トリックスターでありまたは肉食側といえるわけだ。さらに、このような空気主義者にとってコミュニケーションとは決闘でなく舞踏会なので、誰が勝とうが負けようがお構いなしに場は続いていくという世界観になる。だからこの場合で「敗北宣言」といっても、自アンでいう「「釣れました」は敗北宣言」ほどには強いニュアンスではない(←「釣れました」の敗北度はまさに「必死」だが、「空気読め」は立場上の死を意味しない)。しかしまあ、やはり、許容範囲というか、手の内の一部は明かすことになる。