光化学スモッグ
日本が公害大国としての得意絶頂から下り坂に差し掛かって以降に生まれたおれたちなどからすれば、物心つくかつかないかの頃に聞いた「光化学スモッグ」てある種未来に対するあこがれの象徴だったよねという話をした。けどその単語をはじめて聞いた授業で光化学スモッグというのはろくでもないもんであると教わった。しかし未来もまたろくでもないものであるということについては先生に教わらなくとも漠然と感じていたので、光化学スモッグの先にある未来観というものは大して減衰されることなく残った。けどそれも消えて久しい。
日ざしが強くて風の弱い日に特に発生しやすい。夏に多い。
とあるので、あれから数年で風でも吹いてどこかへ飛んでいってしまったのだろう。暦も九月になり夏も終わった。冷房の要らない夜が来た。
…というようなあたりで、その数年後の中坊神経全開期のオタは光と闇の神が対峙する世界観が大好きであるから（参考→http://www.google.com/search?hl=ja&q=%22%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%82%AA%E3%82%BF%22+%22%E5%AF%BE%E5%B3%99%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%22&lr=）、いまちょっと頭をひねって「闇化学スモッグ」という単語を発明してみたのだが、これ聞いたら中学生当時のおれは燃えただろうかなあ。燃えないか。スモッグじゃな。幼稚園じゃあるまいし。
