不思議 vs 引越し

終わりそうで終わらない困り事のため、いつまでたっても引越しの相談が進められないのだった。それにしてもなぜいまだに終わっていなくて大丈夫なのかわからない。世の中には不思議なことがいくつもある。普段あまり意識していないが実際には、不思議じゃないことを勘定したほうが世の中の全体を目測するのに手っ取り早いのだろう。なぜ意識しないかといえば不思議なことのほうが不思議でないことよりも多いようだと人間は不安だからだ。といってガチガチに安心で凝り固めてしまっても問題だから、まあ天使の取り分くらいの不思議さと常時向き合ってゆくくらいで丁度いいのだろう。不思議に思う裏側には経験に基づく常識が存在し、結局のところその不思議さによって己の常識の脆弱さが確認されることが、見識を高めてゆく過程であるのだと、いうことなのだろうが、明らかにおれの人生に役立つ類の不思議さではないしなー今回は、というか不思議側ほどにはおれの引越しを取り巻く問題は頑強ではないので、そろそろ真面目に段取りしないと、常識の範囲内の問題が襲い掛かってきて困るので、そろそろなんとかなっていただきたいわけだが、しかし。