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最近のリラックスムード

空 | 060714

でかくてフラットなビルの、高層階のあたりを漠然と見上げながら根っこまで歩いていく。根っこに近づけば近づくほど視線の角度は地平に対して直角に近づき、ビルの壁面の視界に占める面積は減っていくが、そのぶんパースが視界下方の狭いエリアに押し込まれるかんじになるので、密度が増し、やがて限界を超えて全体像が把握できなくなる。ビルの根っこまで自分の身長ひとつぶんくらいまで近づくと、垂直に立つビルの壁面にまるで地平線のような迫力を感じるようになってくる。さらにそのまま上を向いたアゴが壁にくっつくくらいの距離まで近づくと、水平感覚が怪しくなり、自分やビルが立っているほうの地平にでなく、壁面の成す地平線のほうに重力が働いているかののような錯覚を覚える。なるほどこれが万有引力かというような、頭に降って来るオカルト理解を楽しむ、というのが最近の街中でのひまつぶしだ。これやってるとそのへん歩いてるひととかに相当へんな目で見られるのが問題といえば問題。

むかしはビルの根っこまで歩いていくと「この平面がそのままこっちに倒れてくるんではないか」というように感じたものだったが(←「太陽を盗んだ男」方式)、最近それはあまり感じなくなった。