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The Four Feathers

新宿 | 060626

邦題「サハラに舞う羽根」。この原作は七度も映画化されているそうだ(http://www.tsogen.co.jp/wadai/0307_03.html)。木曜洋画劇場らしからぬ格調高い系の CM だったことと(このての映画としては通例なのだろうが、格調だけ高そうという意味でライトな雰囲気)、もうだいぶん小銃の時代っぽいけどこれも一応おれが好きな洋風チャンバラものの一本なのだろうと考えて、見た。おもしろかった。イギリス陸軍の方陣による対騎兵戦シーンが見どころ。キョーってかんじ。

まあ↑は作品の年代から 70 年ほど昔のワーテルローの戦いの注釈だから、本作と直接関係あるのは↓の「オムドゥルマンの戦い」になるかと思う。本作は 1884 年頃だから、オムドゥルマンの戦いの 1898 年まで 10 年ちょっとあるんだけど、たぶんそれだけぶんの時間つながった戦場だ。

「イギリス人が訓練して指揮をとる現地人部隊」というのも作中に登場していたな。あとワーテルローではイギリス軍の方陣最強伝説だったけど、本作では指揮官死亡により命令系統が混乱して壊走に至るまでが描かれていた。うわーこうなったら仕方ないよな、というかよくもまあこんななんにもない荒野で四角形作る気になるよな、さすがイギリス人大したもんだなとか思った。この時代の対騎兵戦術ってこうだったのかどうかとかはちょっと検索しただけではよくわからず。連射可能のガトリング銃とか発明されていれば相当状況が違うはずだけど、本作では連射の利かないライフル銃と拳銃しか出てこない(あ、一応年代としては全自動機関銃が登場するタイミングなんだな→http://www.k2.dion.ne.jp/~tactic/maxim.html、全体には配備され始めてるんだけど本作の現場までは回ってきてなかったというかんじか)。

話としては、なんだかよくわからないところや、キャラクタたちの振る舞いに疑問があったり、いまひとつすっきりしない内容。現地人戦士がかっこよかったのでまあよし。たぶん原作本読んだら感動できる話なんだろうと思う。映画はそこいらへんまでは手を回していないのだろう。