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メタ視点取り扱いの注意点

ようするに我々を取り巻く環境がどういったものであるか、という点について自分がどのような感覚を持っているか、について説明をする際にメタ視点というのは便利だ、が同時に扱いが面倒だ。メタ視点で世界が説明されるとき、説明を聞く側は当然世界に含まれるが、説明する側はまるで世界に含まれないかのように受け取られることがあるからだ。もしそう感じられるとすれば、それは説明不足であり、または誤解だ。原理的に、ひとが世界を説明する際そこには必ず説明者自身が含まれる。自分自身を含まないものは世界ではないわけだから、超自我とか持ち出すまでもない。

自明すぎてその部分の説明が端折られることが多いわけなのだが、それが常態になってしまうと、これが口喧嘩テクみたいなことになってしまってあまりよくない。ようするに、説明を受ける側に対して不当に「自分だけ矮小化されたような気分」を抱かせたり(性質の悪用)、またはメタ視点を持ち出せば自分自身を世界に外在させることが可能であるかのような錯覚を覚えたりする(ミイラ取りがミイラに)。そういうのは不幸なので、やはりここは多少回りくどくなっても、メタ視点で説明した場合、各人がどこにマッピングされ、そして位置づけられた各人の遣り取りの関係性はどういうふうに意味づけられるのかの確認のステップを含めたほうがいいような気がした。