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FOOLY COOLY

同時にアニメを再生しながら Skype で好き勝手に感想を言い合う ON 会。お題は「フリクリ」ということで、三話、四話、六話を見ながら好き勝手にダラダラしゃべった。なんで三話からかといえば、M さんが事前に二話を見ていたからだ。掛け声で一斉に再生開始というアナログ同期。多少ズレるけどまあ問題ない。見るものが地上波の TV とかでやってれば簡単なんだけど。おれが持ってるのはバラ売り版の DVD なので、DVD ボックスで見ているひとはディスク入れ替えの手間が少なくていいなあと思う。

  • あれがいいこれがいいこれが熱いここは見事みたいな演出や作画の見応えの話と、もうちょっとメタにフリクリとはなんであったのかみたいな話とかを混ぜこぜに。
  • 三話だとニナモリまわりの感情の遷移とかナオ太部屋でのパジャマの隙間肌色空間とかベッドで詰め寄るカットの目の浮つき方とか、あと部屋→教室への遷移から喧嘩プロセスの言動の無駄のなさとか。フリクリデジタルアニメ初期の作品なのでデジタル時代の絵柄感とか模索してるような雰囲気とかあるけど、線はわりと均質に細いよなとかいうのも。
  • 四話はウエダハジメ氏漫画版の話がメイン。父殺しのインパクト度がなあ。アニメはアニメで動くしかっこいいしおもしろいんだけど漫画のがド画面度が高い気がとか。あと四話は時系列がけっこうわかりづらいんだけどわかんなくても問題ないっていうかむしろ単純なカタルシス度ではシリーズ中最も高いかんじがしてよくできてるね話とかも出たような気がする。
  • 五話は「おもしろいんだけど全部わかる気がするのでいいや」という A さんの提案によりバイパスして六話へ。おれは結構好きだけどな五話。なんで五話が好きかというような部分は主に六話の途中で喋った。
  • あと六話のナオ太はいまさら子供に戻っていてアレだという指摘があったんだけど、おれはむしろそうではなくて「ナオ太は実際にここから出て行けない子供でありながら、「ここから出て行けない子供」というロールを演じることによって「ここから出て行けない子供である自分」からズラした態度を取っていたところから、すごいことが起きるたびにちょっとずつ立ち位置がズレていっていろいろな立場を演じていくんだけどそれが五話でペシャンコになっちゃって、はじめてようやく「なにも演じていないロール「自分」」をやっているんだけど、それに慣れてないのでむしろ一番ギクシャクしている」というような話で、シリーズ通してちゃんとつながっている筋合いではないかと思うというような話もしたように思う。
  • あとマミミの再評価話とか。マミミは LeafTo Heart」における志保的な存在というか、オタ受けがいまいちよくないキャラっぽいんだけど、To Heart において誰がいちばん良キャラかみたいな話では「消去法すると志保しか残らないじゃん」となるおれなどからすればマミミは十分に良キャラであってもうちょっと評価されていいはずと思っており、今回上映会で「六話のマミミいいっすね」みたいな話が出たのでよかった。
  • まあ序盤の「オタががんばって岡崎京子をやろうとしたけどよしもとよしとも的なフレーバーに着地」というフリクリにある要素のひとつのズレを象徴してる、取り残されたキャラクタかなという見方はできるし、そういうアレはどうしようもない部分だなとは思う。けどそこからスタートして結実しきれなかった一話→二話の流れから、六話のマミミは十分逸脱できてるように見える。「がんばっても天井の低いキャラ」ってより「小作りだけど根を張ってるキャラ」っぽくなってないかな。贔屓目かな。
  • フリクリで肝心なことのひとつが「ナオ太とマミミは、彼らにとって重要な存在である(はずの)ナオ太の兄を失っている」という点で、そういう部分でつながっているナオ太とマミミの話は(逆説的に)重要なのだろうと思っているし、そしてその「彼らにとっては重要であるはずの兄が作品中にはまったく描かれない(作品自体にとっては重要ではない)」というのがフリクリ全体の気分を読み解くポイントなんだろうと思っているんだけど、その部分についての勘がおれにはないので、まだなんかおれはフリクリのことをよくわかってない気もする。というか、おれには必要のない感覚なのかもしれない。

…このへんでいいか。この数年どんどん記憶力落ちてて話した内容覚えられないんだよな。なんでオタ話をメモっているのかといえば、何度も同じ話してしまうのをある程度防止するためなんだけど、この方法だとあまりうまくいってるかんじしないな。