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最近の読書

鉄鼠の檻」を読み進めているが、持ち歩く厚さではないと判断したため昼飯時以外に読書時間がなく、昼飯時に必ず読めるわけでもなく、かなりゆったりとした進行。薄い文庫本一冊くらいなら読み終えたことになるページ数くらいにはなっているが、まだ事件がはじまってもいない。いやはじまってはいるのだろうか。よくわからん。すくなくとも主要メンバはまだ事件性を認識していない。いや、京極堂だけが気づいたのだろうか。さっき。昨夜の晩に。

現状そんなかんじ。厚さもあるから余裕があるのか、余裕があるから厚いのか、厚さゆえにおれの心境にある種のあきらめというか割り切りというか、腰を据えた態度で読んでいるためか、今作はこれまでのシリーズ作品と比べてもかなりおもしろく読めている。いまのところ叙述の難解さもない。錯覚の作られるポイントはすでにいくつか通過している気もするが、無心で読んではつまらなかろうから、なるべくイメージを大事にしながら読み進めている。不完全な伝言ゲームのあとに正解が提示されるというパターンがこのシリーズの快楽なのだろうから。