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冬季オリンピック感想

  • なんか未来っぽいっていうか、サイボーグスポーツっぽいなあという雰囲気を感じる。冬のスポーツて考えてみれば大概道具必須だからだろうかな。道具の力が夏のオリンピックより強くイメージされる。たしか士郎正宗氏的な未来観提示によれば「(戦争や汚染等の社会的要因などで後押しするとして)人類のサイボーグ化が十分なレベルに達すれば、オリンピックよりパラリンピックのほうが盛り上がるようになり、…」みたいなビジョンがあったけど、いまのところそういうノリを受け取れるのは冬季オリンピックのほうかも。パラリンピックは、レギュレーションが難解だったり、素人が気軽に鑑賞して楽しめるスポーツとしてはまだ敷居が高いというか。
  • なんというか「楽しむために道具が生まれ」「競技化するためにルールが作られ」「ルールのためにフィールドが整備され」、といったかんじで、ものすごい勢いで人工の環境に覆われたスポーツというかんじがする。スキーのスピード競技とかだとさすがに大自然との戦いであるなあというかんじだけど、見れば見るほど「スポーツのためのスポーツ感」というか、なんというか。いやそれが悪いという話ではなくて、それあったればこそ競技として熱く結実しているのだろうなあとしみじみ思うんだけど、むーん。
  • あーそこか。おれは夏の陸上競技について「生身の人類 vs 物理法則」として究極へ向かっていくというイメージを持ってるけど、冬の雪(氷)上競技について「機械化人類 vs 大自然の脅威」みたいなイメージで進化していってほしかったのかな。ラリーのような。全員が勝者的な。そういう競技もあるけど、どちらかというと「整えられた競技環境の中で厳密なルールに縛られた人類同士が戦っている」というふうな競技が多い。記録の問題とかあるのでルール側とか環境側を厳密にせないかんのだろうかな。「その場で盛り上がってシャンシャンで終わればどうでもいいじゃん」みたいなゆるいこと言ってられない感。いや傍からはそう見えても、やっぱり「あの風の野郎が…」とか「氷のコンディションが違って…」とか、やっぱり自然環境がすべての競技者に向けて平等に均されているわけではないわけだから、やってる選手たちとしては、やはり vs 大自然であるのかなあ。物理法則とか。自分の可能性を束縛するすべてと戦うからこそスポーツは美しいわけだけども。

とかなんとか思いながら、結構見ている。