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読書中の音楽

旅行写真 | 060102

MOTHER 2 に優先して塩野七生ローマ人の物語」を読み進めているが、電車の中は話し声とかがうるさいので読書中 PLAY-YAN micro で音楽を聴くようにしている。騒音をキャンセルするために音楽を使うのはちょっと不幸な気がしなくもないがこの際には致し方のないところだ。で、音楽なのだが、ネットラジオは会話なので頭こんがらがるし、日本の歌も文字と混じってうまくないのでダメ、となれば適当にインストゥルメンタルヒアリングできない外国語の歌とかがよく、いま SD カードにつっこんである中で最もよさそうなのはウィーン少年合唱団かなとなり、ずっとそれにしているのだが、よくよく考えてみると「ローマ人の物語」のいま読んでるあたりというのは五賢帝時代前の混乱で皇帝が次々入れ替わり政情が不安になって、北と西の国境を守るドナウ軍団とライン軍団がそれぞれローマ本国めがけてドタバタしたりするあたりで、そしてウィーン少年合唱団のあるウィーンは当時ドナウ軍団の守るパンノニア属州にあって、当時の中心地ローマの混乱を読みながら当時の辺境から後に生まれる合唱団の歌を聴くというのは、なんかちょっとおもしろいなと思った。

まあこの時点(西暦 0069 年頃)ではまだウィーンは街として存在していなかったようだし、少年合唱団の母体となったウィーン宮廷付き聖歌隊の創立はそれから約 1,400 年後で、聖歌といえばキリスト教だけども当時のローマ帝国キリスト教を国教としていたわけでもなく、つまり物語と歌のつながりは全然なく、というかつながりが全然ないことによって、クラシックのそのまた昔の原初の頃をいま読んでるんだなあという実感がひしひしと感じられるというか。

年代を追いつつ「当時のローマ人が聴いていた音楽」とかを聴きながら読んだらおもしろいんだろうなあと思うけど、時代時代のローマ人がどんな音楽を聴いてたのかはよくわからん。

おまけ。