matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

人間は空気を吸って生きるので、長く生きていけば自然とたくさん空気を吸うことになるんだけど、べつにたくさん空気吸いたいから長生きしたいと願っているわけではない。とはいっても「長生き=空気たくさん吸う」という状況設定は不可避なわけだから、どうせだったらうまい空気を吸いたいし、うまい空気を吸うことについて喜びを見出してゆくのが、コードに則った率直な人間の生というものではないか、という話になるわけだが、それが中二の頃にはどうにも我慢ならなかったような気がする。なにがうまいのかは結局大人に教わることでしかわかりえず、また喜ばしいとするしかないから喜ぶとでもいうような諦め志向に思えて、つまり欲望すら型にはめてもらわなければ抱けないのかという崖っぷち感というか、そういった無知と未熟と無力さが苛立たしかったのだろうか。べつにそこで苛立ったり我慢したりする道理はなかった。苛立ちを正当化できるだけの足がかりや、我慢といえるだけの自我を、当時に持っていたとはとてもいえない。いまでもないような気がする。