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「真のオタクは返事をしない」問題

オタクをめぐる言説に対して、オタクを自称する誰が反応をしても、そのひとはオタクのごく一部しか代表していないとしか認識できないので、すくなくとも言説の場において、真にオタクと意見を交わしたうえでの合意ができたと思えることは永遠にないのではないかという問題(併せて「語り口を持って出てくるオタ自体全体に対して少数なのだから、自然彼らは少数派的な世界観で主張または代弁を展開しがち」という問題でもある)。たぶんそれは事実で、ようするにまんべんなくあらゆるオタクの立場を包括して代弁できるバランス感覚を一個の人間は持ちえないだろうという話だ。けどまあそう言ってしまうのも簡単なので(←真のオタクに実体などありえないわけだから)、そんな話はひとまずおいて、誰となら合意を取ることが可能であるかというところからスタートしなければおもしろくはならないし、第一そのような現実感覚のうえにこそ社会観は成り立っているのだからそうした努力はまったく偽ではない(無駄でないわけではない)。

もうちょっと手っ取り早くルール化して楽しみたいなら、それこそ売り上げやトラフィックから数字だのグラフだの練り上げて叩いて「そこに居る誰か」について想像するというあそび方があるわけだけど、そういうのは商売の人たちの範疇というか、オタのやり口にしてしまうには高難度だし筋合いがない気がするので踏み込むべきではなさそうだと思う。「取引をしない」というルール上に相場を作っても空しいというか。