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RL → NFSU2?

野方給水塔 | 050220 A 3 of 6

この冬の EA 社発馬鹿運転ゲーの二枚看板といえば「BURNOUT 3(BO3)」と「NEED FOR SPEED UNDERGROUND 2(NFSU2)」で、仕上がりは BO3 の派手さが今回は一歩先んじたかなーというかんじなんだけど、NFSU2 についても気になる噂を聞きつけて若干興味のレベルが上がってきている。「もしかすると NFSU2 のキャリアモードは SQUARE「Racing Lagoon(RL)」の後継ゲーとしてみることができるのかもしれない」というものだ。

ただし、あの NFSU シリーズが RL のゲームとしての微妙さまで継承するとは考えづらいので、いうなれば「まともに作ったゴージャス RL」というかんじの受け取り方だろう。実際「出来上がってきたレーシングラグーンは、なにしろあの出来だったのでまともには評価できないが、しかしゲームとしての発想自体は(現物の出来如何に関らず)案外いいとこ突いてると思う」というオタは多い。あれはちゃんと作ってればそこそこおもしろいゲームになったはずだという。

で、具体的にどのへんが NFSU2 と RL の共通点かというと、

  • 公道を舞台とした非合法レース
    • 日本とアメリカの風土の違いはあれ、作品世界は似たようなもの
  • RPG ライクなゲームモード
  • レースをして、勝ったら相手からパーツを奪える

らしい。マジか。で、RL にあって NFSU2 にない主要なシステムを端的に挙げるなら、

の二点と思われる。まあしかしこのへんも RL 精神を体現する要素としてとても重要なのだよな(ゲームとして RL は NFSU2 の足元にも及ばないが、実装された「至高(停止)のポエムシステム」と「マテリア穴によって可能となる亜空間チューニング」の二大馬鹿要素は、その純度において欧米列強をはるかに凌ぐ)。だから「かもしれない」なわけか。ロマンにしか拠るすべのない RL ゲーミングはよほどの数奇者以外を寄せ付けないが、NFSU2 のようにこなれたゲーム上で抑揚のきいた RL ライクな夢を見るというなら、ハードコアなひと以外でも楽しめるかもしれないと。

ポエムについては、架空都市 YOKOHAMA に巣食う走り屋たちのウェットな魂は NFSU 特有の晴天でもヌラヌラ光るアスファルトに反映されているのだって部分に落とすとして、問題はマテリア穴だよなー。

マテリア穴、成長可能属性を結晶化しその組み合わせによってバラつきをもたせるアイディアは、RPG 的な世界観でレースゲーを俯瞰することでゲームプレイを運転ゲー視点にシフトさせていこうとするような(画一的なステージ構成内でプレイヤ各人についてまるでそれが固有の体験であるかのように感覚させるため、ある程度パラメータのゆらぎや固有性を含める)ゲーム上では極上に魅惑的だろう。ていうかほんというとたとえばグランツーリスモなどにこそふさわしいフィーチャーだ。GT のパーツにマテリア穴がついてないのは「残念ながら実際の車にはマテリア穴がついてないから」という、ただそれだけの理由に違いあるまいと思っている。いずれ POLYPHONY DIGITAL 社と SQUARE ENIX 社が共同プロジェクトでもぶちあげて、そこんところを割り切ったゲームでも作らないのかなと妄想している。しかも PvP アリの MMO。本日はじめたばかりの初心者が廃人に勝負を挑まれて、当然負けて、のっけからエンジン奪られてなんにもできなくなって呆然としている光景がそこここにみたいな。ひどいな。神も仏もいない世界。

それにしても Amazonレーシングラグーン紹介ページは、ハードコアなひとしかレビュー書いてなくて信用できない(→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005YUM2)。しかも全員 50% 以上「このレビューが参考になった」のリプライもらってるよおい。