天空の城ラピュタ
取り急ぎ宮崎アニメ感想シリーズ。
- うあー。絶えて久しいこの感じ方。手放しでおもしろいと言っていい合理的な躍動感。
- レイアウトの美しさにしびれる。
- ロングとアップの使い分け。
- そういえば飛行石≒原子力説とか思い出した。
- ひさびさに見てみると、似てる似てるとは思ってたけど、その印象があまりにも「ルパン三世 カリオストロの城」と重なりすぎてておもしろかった。シーンのつなぎ方とかや分岐の仕方はあれこれ違えど、根っこがまったく一緒だよな。同工異曲とでもいうのか。カリ城とラピュタ城のフィルムをてきとうにつなげたり並べたりして二倍の尺の映画にしても、どこからどこまでが混ざってるのかよくわからないかも。
- パズーの清く正しい男っぷりには惚れざるをえない。親もなく金もなく学もないが、むしろそれゆえにあるといってもいい健全な肉体と高潔な魂。前だけを見て走る強さ。彼の前に立ちふさがり視線を受け止めるにはよほどの覚悟が必要だ。それをやらないムスカと(@牢獄)、それができるドーラ(@パズーの家)の対比がおもしろい。ドーラが悪人でないことはあの時点で理解される。
- そしてこれまで考えたことなかったけど、パズーのあの歳で身についているシータへの口説きっぷりがまたすごい。口説きが生き方暮らし方感じ方と一致している。こんな男に言い寄られまくったらそりゃシータだってよろめいちゃうよ。