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セーブ方式とメモリーカード

新宿駅 | テクノフォント

K が NAMCOACE COMBAT 5」をはじめて、EASY の最終面まで進めたあとセーブ忘れて放り出し、気を取り直して HARD で最初からやりなおしてクリア、機体あつめのためそのまま二周目に入っていたのだが、起動時にロードするつもりが上書きセーブしてしまいファイル消失、半ば呆然としたような涅槃に入ったような、メモリーカードのセーブデータといっしょに自分の感情まで消え去ったような顔でマルボロメンソールに手を伸ばす様子を横で眺めていたのだが、やはりこのような事態を避けるために、十分に高度化(≒複雑化)したゲームのプレイデータのセーブ形式は、Profile を作成したあとそれを管理する方式であるのが望ましいよなとつくづく思った。

単にファイルの置き場を指定するだけだと、ズボラなプレイヤはセーブロードの操作ミスで容易に自分のセーブデータを失いうる。プレイヤというものは不注意な生き物なわけだから、マニュアルの充実や警告ウィンドウのポップアップなどによって事故を防ぐ方式は後手の対応でしかなく、事故を起こすこと自体をむずかしくする構造にシフトするとかでなければ先手は取れない。

ようするにクリティカルなのはセーブロード時だ。

  • ゲーム起動時にセーブファイルを上書き消去
  • ゲーム終了時にセーブ忘れてデータ消失
  • ゲーム終了時にセーブするつもりがロードしてデータ消失

セーブロードに関する操作をプレイヤ自身が行う頻度が高ければ高いほど事故は起きやすい。ならばその機会を減らせばいい。

  • ゲーム開始時にプロファイルを作成
  • ロードはプロファイルを選択
    • プロファイル選択ではロードしかできないので事故は起こりえない
  • セーブはオートセーブ
  • プロファイルの管理(修正・追加作成・複製・削除)は「タイトル画面→プロファイルマネージャ」のみで行う
    • ただ、プロファイルマネージャ内での操作ミスは、残念ながら防ぎようがない

とか、こんなかんじでやってれば問題なく、それができる環境なら当然それが選択されるべきなのだが、PS2 の場合メモリーカードへの安全なアクセス手続きに手間取るという問題があり、つまりオートセーブの安全さは、ほとんどの場合なにかといえばセーブに時間を食われる不快とバーターでしか手に入らないということで、安全としあわせが同時に達成できる快適ゲーム生活にはなかなかシフトしづらい。ということで XBOX は 2 になっても HDD を切り捨てるべきでないよな。HDD なみに高速な記録メディアがつくならいいけど。

余談になるが、AC5 のメニュー画面の操作は、入力から反応の一瞬の遅延がものすごくストレスに感じられる。この遅延は操作ミスにもつながってる気がする。もたつくカーソルの動きを我慢するだけの寛容さが持てないというわけではないが、プレイヤの寛容さが美徳になるようではサービスとはいえない。基本的にそれが可能であれば表示演出はプレイヤの操作によってキャンセルできるべきだ。とかいいながらおれも Treasure「斑鳩」のステージ中間デモが飛ばせないことについてはべつに文句なかったりとかするのであんま徹底してるわけではないのだが、「大作感」系のゲームにありがちなこうした演出部の傲慢さ(←「これがかっこいいのでこれは飛ばさずにじっくり見てね」と翻訳できてしまう系)のようなものは、どうにかならないものかなあと思う。仕様上の問題ならまあ、演出の責任ってことではないんだろうけども。そこいらへんで思い出されるのは KONAMI「対戦パズルだま」の優秀さだった。演出のキャンセル操作自体が演出になっており(←実に爽快な)、実際にはそれなりの時間を食ってはいるのだが、まったくストレスにならない。とにかく「要らないものは飛ばせる」ということがはっきりと示されていて、ああこのゲーム作ったひとはいいひとだなあと当時思った。