おたく：人格＝空間＝都市 ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展−日本館 出展フィギュア付きカタログ
- タイトルがよくわからんので Amazon で検索してしまった。長い。
- フィギャー（というかヴィネット？）めあてで買った（http://images-jp.amazon.com/images/P/4344008979.09.LZZZZZZZ.jpg）。いくつかの理由でキャラものは基本的に買わないおれだが、これについては買わないボーダーを突破しうるおもしろ造形だった、インチキパースが最高であるうえに巨大幼女 de 秋葉原。同時代周辺の諸要素を総括してある印象で、お買い得感が高い。
- で、フィギュアのおまけ程度に認識していたパンフレットだが、こっちもなかなかおもしろかった。ただ、これと同種のものをあまり読みなれていないせいもあって、こうした史観や文化観をまじめ脳上に展開する素養がおれには不足しており、どっちかっていうと「カノッサの屈辱」と同種の読み方でしかできないなあと思った。現在形で動いているものについては多くのひとが一人称視点の世界観を持っているので、そこに関係するどの立場の誰がどう語っても手前みそをこねくりまわしてるようにみえてしまうという問題か。欲をいえば、もうちょっと大きな版型で読みたかった。平綴じで。
- 表紙の「OTAKU」の「O」が塗りつぶされてて、それが日の丸になってんすな。しばらく気付かなかった。
