みんなのGOLF 4
ゲーム云々以前の印象インプレから。
- アイディアは「小粋」よりは「ベタベタ」
- キャラクタデザインはかわいい系だけどどちらかというと濃い目
- 色鮮やかだけど微妙に鮮やかすぎる気が
- これは PS2 自体のザリザリ画質のせいもあるかも
- ゴルフゲーというジャンルにしてはカメラがかなり派手に動くので目が忙しい気がした（いまいち気持ちよく落ち着いた視野の取れる時間帯が少ないともいう）。
- ゲームプレイの基本はボタンの目押し
- こなれたプレイヤくすぐり要素。
- やたらとナイスショット
- 書き文字「パチパチ」「クルッ」
- 周囲の声援
てことは「みんなのGOLF 4」のデザイン思想は、パチスロのそれと極めて近いのだなあと思った（特に太字のあたりが）。みんなの＝大衆娯楽ということで、そこいらへんを考えると確かにだいたい似たようなノリになってくるのか。全年齢を視野にいれつつおっさん趣味に最適化していくかんじ。いやここはむしろゴルフというともすれば地味で冗長になりがちな題材を、ここまで（それこそパチスロ等の比較対象になるほど）サクサク進む小刻みなゲームにまで精錬してしまった開発チームの経験手腕に感心するところだろう。みんゴルは PS で 1 遊んで以降全然触ってなかったので思い至ってなかったけど、今回のんびり遊んでみてよくわかった。うーむ。
とはいってもパチスロにあるような下品さやアクの強さなどはまったく感じさせず、ゲーム文化圏にある洗練によってゲームプレイの実際をきれいに仕上げてくるあたりは、大衆玩具の品格をさらにもう一段進めた見事さか。ただ単に手癖で取り込んだり削ったりしていってできあがった完成形じゃないなあ、明快な設計の思想とデザインの筋道が感じられる。さすがの人気作ただものじゃないかんじ。
ていうかみんゴルの初代ってたしかキャメロット社開発だったと思ったんだけど、4 のクレジット見たら Clap hanz 社っていう別のところにかわってるよ。2 からもう Clap Hanz 社だったらしい（http://www.claphanz.co.jp/products/products.htm）。PS 系の売れ筋タイトルの開発元がいつのまにか変わってるのはよくあることだからあれなんだけどまあ。うーむ。
