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Google&はてなアンテナの未来妄想図

それはそれとしてはてなアンテナは、個人利用でのネットにおいて(すくなくともその利用者には)ディレクトリ型サーチエンジンとして有効な現状があると思う。
Yahoo!のような「映画」「スポーツ」みたいなジャンルによるディレクトリ分類ではなくはてなアンテナ利用者個々人単位での分類。Yahoo!の場合はディレクトリ内部の編集を運営側がやらなければならないが、はてなアンテナの場合その負担はユーザ側で勝手にやってくれる。手間をかけずにいつも新鮮、これは大きなメリットと言っていい。
もちろんアンテナ管理者の趣味で編集されるリストなので「公式」とか「正確」「完全」などといったものにはならないのでどのみちそういうことをやってくれるサーチエンジンは必要になるが、個人利用の範囲でどっかによさげなページはないかね〜とか軽い気持ちで見たことないページを適当に探すぶんに十分なゆらぎ(多様性&信頼性)を計ることのできる指標がはてなアンテナにはあるんじゃないかなと。具体的には自分が見たことのあるわりと好きそうなページが多く登録されているアンテナ上のまったく知らないページが、次の探索候補になりうるというその仕組み。
はてな」は人力サーチエンジンとしてはじまっていて、これは正直あんまし使う機会がないんじゃないかなっていうか「なにかがあって困ったとき・ひと」向けなサービスなのかなと思っていたけど、02年5月にはてなアンテナサービスを始め、これはべつに困ってなくても毎日使いたいものだから多くひとを集められそうで結構うまいサービスなんじゃないかなと思ったし、そして次ははてなダイアリーだ。
実際んところよくわからないんだがなんとなく、「特定少数ユーザ利用」→「不特定多数ユーザ利用」→「はてなコミュニティ形成」みたいなポップアップが感じられる。はてなダイアリーがどういうふうなものになるのかは現在のところあんまし見ても調べてもいないのでよくわからないけど、これがうまいこといけばかなりおもしろいんじゃないだろうか。
過去にもたとえば「作って運営するのが簡単」というメリットを推し進めたgaiaxコミュニティっていうのがあったけど(あれは正直成功例とは思えないんだけど)、「便利でなじむサービス」として頑張ったらはてなは結構いいとこ狙える位置に、現在来てるんじゃないかなとか思ってみた。
鍵になるとすれば「ユーザ同士にどう互助連帯させるか」みたいな仕組みを自然に組み込むことができるかどうかだろうし、具体的には掲示板的な機能をもったなにかだろう。ダイアリー同士でも「情報疎通」は可能にするんじゃないかと予想してるんだけど(たとえば登録単語の自動リンクなんてのもその一例だろうし)、そのうえ更に管理者同士の「意思疎通」までもやってしまうことができるんだろうか、または、そんな仕組みがあらかじめ必要だろうか。
掲示板ならまあ掲示板でやれるんだろうけど、掲示板という形態をとらずにそういったことはできないんだろうか。または「はてな」コミュニティー掲示板を組み込むとしたら、一体どの要素にぶらさげるかたちでそれを設置するのが自然なんだろうか、あるいは、それも多重連携するかたちで行ったほうがいいんだろうか。
あるいはそこまでやってしまったとしたら、はてなサービスは空洞化してしまうんだろうか、つまり、そこまではてなを拡大解釈していった先にある妄想は、逆にネット生活をつまらなくしてしまうんだろうか。
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そして既に「Google」と「はてなアンテナ」だけでわりと探検できてしまうネット生活っていう現状は、ないだろうか。具体的にわからないことがあったらGoogle。なんとなーく関係なさそうでありそうな中途半端なあたりの情報を読んでみたいかなあと思ったらはてなアンテナ。以上終了っていう、現在。おれはわりと、そうなっても困らないような気がして、それが多少不安だ。