最近の漫画
- 漫画帝国 Podcast の将太の寿司回(http://mgkkk.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/ep021-c2cc.html)がおもしろかったので、新年は寺沢大介「将太の寿司」読んで過ごしたと思う。漫画帝国はほんといい Podcast だわ、漫画読むモチベになる、アンサー寿司熱いすわ。というか漫画帝国将太の寿司回を聞いたのは年末だったので、年末もスシロー行って将太の寿司読んでまたスシロー行くみたいなかんじだった。
- 感想。将太の寿司はおもしろいんだけど、対決するキャラクタたちのつよさバランス調整のため展開の緩急がかなりダイナミックなのが若干気になる。あと将太が褒められたときに「やった!」と喜ぶんじゃなくて「あ…!」てびっくりするかんじがちょっと不思議。でもリアリティ感ある。
- 将太くんのアンサー寿司はひとのこころに響く万能接着剤だ。でも悪人が改心するところまではいかないのが少年漫画やねと思った。将太の寿司が週刊漫画ゴラク連載なら将太くんのアンサー寿司で悪人が滂沱の涙で憑き物が落ちて善人にクラスチェンジするはずだ。ヒーローが悪人をやっつけるカタルシスだけでなく、罪を重ねたクソ人間でも今日から変わりうるというその可能性をしゃぶり尽くすこともまた、己の穢れを自覚しているおっさんにはカタルシスだからだ。まぁでもこれ土山しげるメソッド(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20110430#p2)という話かもだ。
- 将太の寿司のアンサー寿司には必ずその味の背骨となる記憶がある。この過去への絶対的な視線はおっさん漫画っぽい。