最近のよしなしごと - matakimika@hatenadiary.jp

あまりにもなにも考えたくないとき恒例、どこでもドアテクノロジの応用でも考えることにするか。

軍事的に、どこでもドアで侵入できないように空間を覆うアンチどこでもドアフィールド発生装置（ADDFG：Anti-Dokodemo Door Field Generator）みたいなものが開発されないかぎり一般に普及することはない。
ミサイル発射口にどこでもドアをくっつければ必ず命中するミサイル。小型化して銃口にどこでもドアつければ必中銃もできそうだが、出口出現座標と口頭で指示しないといけないので、案外運用はむずかしいのかも。どこでもグレネードランチャーが一番効果ありそう。
どこでもドアで泥棒入り放題になったら困るので、あらゆる住所は匿名化。いや匿名化したところで「誰でもいいから他人の家」に侵入できさえすれば泥棒は可能なんだから不十分か。じゃあどこでもドア側に「じぶんの私有する空間と許可された公共空間以外に繋がらないようなリミッタ」がかかるか（全部を常時 ADDFG でカバーするとエネルギー問題たいへんそうだし？）。リミッタを回避したり OK/NG 判断をハックするような犯罪者集団との戦い。
世界各地に部屋を連結しとけばエアコンも不要に、でも疫病が発生したらあっという間に世界中に蔓延、あとやっぱり除湿機と加湿器はなくせない。あーなんか妄想の基本として Fallout 的な意味での科学万能世界だと都合いいな。
たぶん人類生活圏に隣接するあらゆる生態系が相互乗り入れにより壊滅的打撃。ますます変化に弱い生態系に？科学的に解決するなら「どこでもドア通過するだけで要らんもの滅菌」だが、それならそれでヤバい悪影響出そうだし、根本的には解決しないな。
空間をつなげっぱなしにすればいいので、狭い家を複数借りて広大な屋敷に。また同一規格の部屋を部屋をスライスした大きさぶんの間口のどこでもドアで連結して広大な一部屋として使う。
輸送業は壊滅。倉庫業は残る。
水を上から下に無限ループさせて発電してクリーンエネルギーとか。…いや宇宙にある発電衛星から直結で電源を取れるよな、レーザー送電とかの必要すらない。たしかどこでもドアのサービス範囲は一光年以内なので、太陽系の内側の宇宙開発であればロケット打ち上げも軌道エレベータも不要に。火星らへんに完全気密型居住ブロック置いとけば「一家に一部屋低重力ルーム」とかも簡単だ。軌道上に浮かべて無重力ルームも。何かのトラブルでどこでもドアが（一時的にでも）使えなくなったら困るけど。
小型化すればすべての機械が常時給電を受けながら携帯可能になるので電池とかいらなくなるしすべてがコードレス化して配線スパゲッティとも無縁に。
浄水の供給や汚水処理が一元管理可能に。都市部の水が美味くなる。地球上すべてのうんこが集まる下水処理センターとか…。
蕎麦屋の出前が言い訳不能に。
道路もほとんど不要になり、そのかわり規格統一された公共空間の需要が激増、道がなくひたすら建物が並ぶ世界に。でもどんな小さな隙間でも空間連結によって利用可能になるので、大型の建物はいらなくなるのか。…いやそうなると、どこでもドアで連結していない巨大空間の私有が富裕の証になるので、金持ちはやっぱり大豪邸に住みそう。貧乏人は 1 センチ四方の立方体をメッシュ状に空間連結したよーな部屋に住んでるとか？それはそれで燃費悪すぎるな…。
天井を全面どこでもドアにしとけば照明とか要らない、暗くしたけりゃ夜空かドア OFF、明るさは適当に昼間側の地域の空に向けてドア開放、ドアの手前にガラスでも貼っとけば雨も問題なし。というか屋内を地上に作る必要もない（し出入口を造りつけておく必要もない）から、ドアや窓はどこでもドアで好きに後付するとして、部屋自体は規格品を地底数 km に埋め込むような地震対策建築とかもアリか。もちろんジオフロント開発もどこでもドアごしにやればいいのでさほど大規模な工事にはならない。
居ながらにして世界中どこにでも繋がるけど、結局ドアをまたいでの徒歩移動は必要だから、案外運動不足にはならない。
3 歩あるけばパブリックビューイングに参加できるので、TV や映画をみんなで見る形式が一般化、そのための大型設備が普及。一人静に見たいときだけ自分の部屋で。