SKYRIM
The Elder Scrolls V : Skyrim、ようやく、ついに、買った。Morrowind は眼中になくスルー、Oblivion は英語版で全然話がわからずコミュニケーション恐怖症に陥って山岳民化してフェードアウト、FO3 はおもしろかったんだけどなぜか強烈な 3D 酔いに襲われてプレイ挫折、と散々な経歴なんだが、今作 SKYRIM ならおれにもやれるという勘が強くあった。ものすごくひさしぶりの、RPG 体験となる。
SKYLINE ではない。ちなみに PC 版(Steam)と XBOX 360 版のどちらを買うかは数秒迷ったのだけど、まあゲームは 360 で遊ぶことにするんだろ結局 Mac じゃ遊べないんだし、と思ったので 360 版。Obli で言語の壁に挫折したのだから、ちゃんと国内版を買った。FO3 でもローカライズ水準は相当高いと認識していたので不安なし(どうせ細かいところでは妙な訳とか出てくるんだろうけどこれほどの規模のゲームでも大筋破綻してないのは十二文にすごい)。
パッケージに、おまけで Skyrim 地方の地図がついてきた。伝統的なワクワク感励起材といえよう。これがアレクラスト大陸の南にあるという小さな島か…(うそ)。
で、プレイ。いい導入、巻き込まれ型。さほど強引ともいえないチュートリアル、やはり洞窟。あと身ぐるみ剥いだあとのギャルの死体がピチピチすぎて印象的。あれ、チュートリアル案外短いすね。とにかくさっさとプレイヤを世界に放り出してくれる。さあ右も左もわからんぞ。取っ掛かりとして、生き残りの帝国軍兵士(?)が近所にマーカーを示してくれる。でもたぶん無視して勝手に冒険をはじめてもよい。
…でも自由さにのみ開放感を見出すほどおれは RPG をやり込んでるわけでもやり込んでいないわけでもない。マーカーを頼りに山をくだり、まあ途中ですったもんだあったが、どうやら人里らしいところに出る。
えーと…。
- やっぱおれ TES で人間とコミュニケーションするのは無理なんじゃないだろうか。
- 「地上ではじめて遭った人間は悪人だから襲われる前に殺す」が鉄則だし、実際はじめて会ったのは山賊だったので殺した。
- Obli では、チュートリアル洞窟を出たあとはじめて会った衛兵っぽいのにいきなり襲われて殺されて人間不信に陥って、山を放浪するばかりであった。
- Skyrim では二番目に会った人類が狩人で、はじめてふつうのコミュニケーション(というか所持品売買)が成立したので自信を持ったんだけど、そこで野外ひきこもり(っていうか人里に出れない恐怖症)を克服して集落に行って、クエストの会話をこなしてそいつの家に入ったらいきなり襲われた。あれかね、武装解除するボタンどれだったか忘れたので抜身の剣と炎の呪文構えて家に入ったのがまずかったかね…、それとも、狩人に会う前後にキツネ狩って肉が手に入ったのがうれしかったので、街中でみつけたニワトリ焼き殺して肉ゲットしたのがまずかったかね。家ん中に居た誰かが飼い主だったのかね。
- いや、それとも、いきなり斬りつけられてびっくりしたはずみに、料理の並んだテーブルに炎の魔法ぶっぱなしちゃったのがまずかったかね。まああれこれ考えてみたけどどれが悪いのかわからん。とにかくおれの行動がアウトだったことは確かだ。
- もうだめだ、やはりおれは TES の人々と仲良くなることはできないのだ、もう人里に近付くのはやめよう、と思ってそのまま集落のはずれまで逃げて、逃げたところでふと脇見たらニワトリがうろついてたので焼き殺してもも肉ゲット。反省など現実世界に置いてきた、ここでのおれはピュアならずものだ。
- …で、しばらくボーッと突っ立ってたら、怒った女のひとが襲ってきて面倒になったので殺した。はじめての、罪の(おそらく)ない NPC 殺し。そして殺したちゃったからには身ぐるみ剥いで所持品を回収しなければならない(Skyrim プレイヤにとってとても自然な動作)。そんなこんなしてると集落のほうから矢が飛んできて、面倒だったので集落に戻って弓持ってたおっさん殺した。そして所持品回収。完全に追いはぎ。俺の手ははやくも血で汚れた。
- 武装解除するのは X ボタンだったことに気づいたのは、そうした一連の殺害行為のあとだった。手遅れ。
- …で、Obli 同様山岳地帯へ逃げたのかというと、じつはまだその集落付近に居るのだった。街のひと、住人殺したおれに対してまだクエストをくれるひとも居るし、あるいはクエスト受けて家を出てきたおれにガンガン切りかかってくるひともいるし、ジャンル FREE やね。これが自動的ってことだ。ゲーム的社会システムだ。