無職になったオタクは押井氏やその周辺作品を何度も何度も視聴する / 生活に潰されそうなオタクはゲームネットアニメを同時に消費しようともがく
- 人狼を繰り返し見続けるようになってからが無職も本番。
- 画面見ない視聴ならいっそ音声だけでもいいってことはなくて、視野のすみっこで動いてる絵の感覚がないと落ち着かないものだ（←パト 2 と人狼を mp3 変換して聞きながら通勤していた時期の経験上）。というか音声だけでアニメ聴いてる時期もおれの場合相当長いんだが（中学 2 年から〜高校の 6 年くらい）、あの経験と現在のながら視聴とでは体験の種類が全然違う。…いや、より正確にはそれぞれの体験は目的が全然違った。
- ベトナム戦争に派兵された米軍兵士がエロ本読みながら煙草当時に 10 本くらい吸いながらイヤホンで音楽聞きながら…みたいな写真があったと、MS-ERA の元ネタ解説文で読んだことがあって。精神的時間的な余裕のない末端消費単位は、刹那の快楽密度を高めたいと欲望し、できること全部を同時に浪費しようとする、みたいな。おれたちがゲーム遊びつつアニメ流しつつネットをチラ見する基本動機は、生存のための闘争に疲れているからで、ゲームやアニメやネットに対する愛とかではないんだよ。オタクコンテンツを使っているけどオタクとしての行動ではない、いや、生存のためにオタクコンテンツを使い始めればいよいよオタクと実存が接近しているということになるのか…。
