iPhone ゲーと iPad ゲーの感触差というか iPad ゲーの向き不向き関連
theinterviews.jp で回答した post をプペポして日記がわりにするんだけど、日記文体としてデスマス口調は気持ち悪いので多少増補改訂するぜシリーズ。
特にゲームにおいて、iPhone アプリと iPad アプリは同じモノでしょうか。あ、互換性があるかどうか、という点ではなく、画面の大きさとか物理的なデバイスという意味で。
同じ家庭用ゲーム機の同じタイトルでも 14 型モニタで遊ぶのと 40 型で遊ぶのとでは全然違うので(シューターでいえば、狭い画面は全体の見渡しがいいので遊びやすく、広い画面は迫力が凄いのでお得感がある)、画面の大きさが違うだけで同じゲームでも別ゲーといえる。…というのが基本的な態度だが、iPhone と iPad では実感として「あんまり変わんねーな」と思うようなゲームもあり、微妙。
- 一応、でかい画面でやったほうがいいゲームジャンルというものは多分あって、とりわけ ADV についてはそう感じる。逆転裁判や GHOST TRICK は iPad じゃないとプレイモチベーションが続かなかった。その流れでシュタゲも iPad 版を買った。結局「iPad は ADV に向いている!」と悟り、ADV は iPad にだけ入れて iPhone のほうにはインストールしなくなっている(容量の問題もある。iPhone は16GB / iPad は 64GB で運用)。現状「ソファとかリラックスできる長椅子とかに座って、手元のローテーブルにお茶でも置いて、膝にのっけたクッションの上に安置した iPad で ADV をのんびり遊ぶ」みたいなスタイルがいちばん幸福げな iPad ゲーム体験な気がしている。
- SLG やストラテジは、一見大画面に向いてそうだけど、iPad てヘボい PC と同じくらいの解像度な関係で、自然と比較対象が PC 版になっちゃって、iOS 向けに操作の簡易化されたストラテジとかを iPad で遊ぶと「PC で遊ぶよりかったるいなー」という感想になりがちで案外微妙。結局 HoI みたいなゲームを iPad であそぶというリアルな想像はどう考えても無理だし(処理速度はもとよりメモリも充分ではない)、「HoI 風の UI の単純ゲーで雰囲気だけ味わってお茶を濁す」が落着点。具体的には世界の覇者 1945 とかじつにいいとこ突いてるね。
- あと運転ゲーについて、加速度センサによる入力系のタイトルは、iPad で遊ぶほうが多少モチベーション上がる(Jet Car Stunt など)。でも方向キー入力系タイトルは、iPad の大きさだとパッド感覚として馴染まないという問題があって、iPhone 版のほうが向いてる(Wreckless Racing など)。
- STG は、iPhone ではそもそも動かす気が起きず(←画面が小さすぎて避けれる気がしないので)、iPad でしか動かしてない。
- 全般的にいえば、iPad 専用 App の iPhone App に対する強みって、大画面一杯のコンテンツを愉しむってより「メニュー画面を行ったり来たりする所要操作ストローク数が iPhone より少ないので(iPhone ではいちいち画面遷移が必要な階層移動が、iPad ではサイドバーとして常時表示可能なので)情報の素早い読み取りに便利」みたいな部分に注目していけばいいのかなというかんじなので、あっち行ったりこっち行ったりして情報確認したりチマチマ入力する場面で忙しげなソーシャルゲーとかで、iPad の優位性ってのは伸びてくるんじゃないかと思っている。おれはあんま遊ばないのでわからんけど。
とかなんとか。