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TEST DRIVE : LIMITED 110302-03 Debriefing

九州をだいたい一周してきた感想。

  • ちゃんと休もうと思ったら二日はかかるうえに観光もくそもない。おれの場合は観光とか持て余すので、それでいい。
  • 大分 - 宮崎間が厄介。長崎 - 佐賀 - 福岡 - 大分は高速道路が横断しててそれなりに便利、福岡 - 熊本 - 鹿児島も高速道路が縦断してるのでこれもあんま苦労しない、けどその九州をクロスしてる高速道路網から微妙に外れている宮崎県の孤島感を実感した。本州では日本海側が裏日本とか呼ばれるが、九州の場合太平洋側が裏九州ってかんじよな。
  • しかし、下道が多いぶんチンタラ走ってて楽しいのは大分 - 宮崎ルートでもあった。国道は(あんま交通量が多くないからなのか)意外と綺麗な路面状況で、風景はのどか。九州道でサクッと縦断するより、一日かけてのんびり太平洋岸回ったほうが絶対たのしい。もっとも、普通は行った先で何やるかみたいなところが旅行の要点で、おれのように「スタンプ押すくらいのことしかやらんけど、とにかく行くだけ行きたい」みたいなのは、あんまアレかもだ。
  • 自転車による市街地サイクリングも準備要らなくてラクだが、自動車によるお気軽ドライブも輪をかけてラクだ。幹線道路沿いならコンビニとかスーパーとか何かしらあるので人間の必需品に不自由しないし、ガソリンスタンドも(多少気を付けないと僻地では不安材料になるが)同様、長距離だからタイヤ圧くらいは用心したほうがいいんだろうけどそれもガソリンスタンドでチェックしてもらえる、平日旅行なら宿の心配もあらかじめしておく必要がないうえに、いざとなったら車中泊ができる(自転車や徒歩なら野宿だ)、そしてなにより自動車から給電できるので、走ってるかぎり iPhone のバッテリ切れを心配する必要がない。これまでのおれのデジタルガジェット生活には「外出=通信機器の電源確保」問題が必ずつきまとっていたので、この転換は大きい。何なら生活道具一式だって積んで行ける。自転車ブラブラは携行品の最小化をテーマのひとつにする必要があったけど、自動車だと最少のほうが面倒がないというだけの基準で、ユルい。ラクだねー。人間を堕落させるね。まあどんな状態でも両手フリーでないと満足できないおれなので、べつに荷物増えたりはせんけど。おまけに今回無線キーの軽自動車で行ったので、車の乗り降りでいちいち鍵を取り出したり抜き差しする必要がなく、自動車特有の煩雑さも最小限だった(自動車は運転してるときはいいけど、駐停車&乗り降りの面倒くささで自転車に大きく劣る)。長距離を考えるなら、バンの後部に布団敷いて走るってのもいいな。
  • 残る県庁スタンプ未押の地は福岡県と佐賀県。これらをやっつけるか、それとも先に本州進出を図るか。頑張って大阪以西くらいまでは車で回りたいわけだが、カジュアル感覚でいうと山口県が意外に長大でな。本州のブラウジングにはやはりかなりの気合が必要。

各県インプレ。

  • 大分県
    • 風光明媚。たのしい。快晴の天気もあって、たいへん気持よかった。とにかく走り抜けたというかんじなので、街もひとも見てないけど、湯布院らへんはさすがに雰囲気のある山がいっぱいでたのしい。あと安心院と書いて「アジム」と読む街があるっぽいのでオラタンオタの聖地、という話はとくに聞いたことがない。特産品はワインとからしい。
  • 宮崎県
    • 森の道がたのしい。意外に舗装がいい(たぶん交通量が少ないせいだ)。あと宮崎県の国道沿い全般に、警備員(?)型のカーブ注意喚起看板が立っていて、山道を走ってる最中ほとんど生身の人間を見かけないのに、看板の人型だけは大量に見るという状況が続き、「偽兵の計くらってる側ってこんな気分かなー」と思ったりした。本物の人間の警備員が道沿いに歩いてるのとすれ違ったときは脳内で銅鑼が鳴ったよ。
    • あと県庁ちかくの繁華街が結構でかくて驚いた。ビル高いっていうか。繁華街が明るい。夜半に宮崎市街に入ったときは、ドラクエ III で瀕死になりながらアッサラームにたどり着いたときのような感慨を覚えた。
    • 途中立ち寄った飯屋で聞いた宮崎弁の、イントネーションと喋りのゆっくりさ加減に和んだ。
  • 鹿児島県
    • 風が強かった。晴れ間に雨がパラつく天気だったが陽光強し。ひたすら高架の続く、山と道路以外なにもないようなところから、トンネルを突き抜けるといきなり市街地が広がってる鹿児島市の景観は、なんだか SF チックでおもしろかった。九州道で北上するため山岳地帯をぶちぬくトンネル群も圧巻。土建に金かかってる感が高い。
    • 鹿児島を抜ける九州道は大小 23 本ものトンネルが連続するのだが、これが開通する前は人吉のループ橋てのが有名だったらしい(http://www.yado.co.jp/hasi/kumamoto/hitoyosi/hitoyosi.htm)。今回高速使ってトンネル連荘は体験したので、次行くときは下道でループ橋を通ってみたい。まあこの日付時間ではまだだが実時間では開通している、九州新幹線を使うというのも方法だな。
  • 熊本県
    • じつは福岡を凌いで九州随一のおしゃれシティであるらしい熊本(往年は「熊本には PARCO があり、天神にはない」が合言葉だったらしい。現在は天神にも PARCO がある)。今回はなにせ県庁以外回ってないのでその片鱗も伺えなかったが、繁華街の外郭はさすがに立派。今回周回したなかでは、そこいらをほっつき歩いてるひとたちの服装が一番コジャレていたような気もする。
    • あと熊本城。でかい。本丸を見るところまで行けなかったのは残念、次行く。
    • くまモンのかわいさは異常。新幹線開通に伴う観光誘致キャラクタなので、べつに熊本に行けば会えるってわけでもないんだろうが。

とかなんとか。