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最近のアニメ

  • この一年のアニメ界隈観測、といっても大した範囲は観測できていないので印象だが、多少はマーケットシェア勢(というかパッケージ販売本数を気にする人々)の比率が上がってきて、家庭用ゲーム界隈と似てきた気もする。といってもそれは、おれの視界に、一年前入っていなかった界隈がようやく含まれるようになった、というだけの話かもしれない。隣のタコツボってかんじだ。
  • 「そのアニメが好きでおもしろくて買いたい気持ちを抑えられない」みたいな素朴なパターンでなく、何らかの制作ブランドへの忠誠心からパッケージ購入にはしる場合とか、「皆がおもしろいと言っているこの作品を自分も好きになるべきだ」的な空気圧への順応などが、まあアニメに界隈があってはじめて生じた市場的意義ってやつ(≒バズマーケティング大勝利)なのだろうが、どんなもんかな。おれの感覚では、アニメはゲームよりバズマーケティングの効果が高そうな気がしている、というのは、ゲームの場合「皆がおもしろいと言っているこのゲームをおれもおもしろいと感じるべきだ」という調整はかなりむずかしいわけなんだけど、アニメってなんだかんだで最初気に入らなくても見てさえいればだんだんおもしろくはなっていくようなかんじがするんだよね、メディアとしてユーザ側からの関与の度合いがどうしても低いからかも。単におれのこだわり質量の割り振りの問題っぽい気もするけど。
  • あとアニメ界隈の場合、ゲーム界隈よりは批評勢の声が(あくまで相対的に)でかいこともあって、権威や教養を借景してきたがる勢力と、それに対して「でも売れてないっすね」と食い下がりたがる勢力、というマイノリティ同士の闘争需要が多少はありそうなのは興味深い。ゲームの場合国内アカデミズムが未開なので、このアングルはいまんとこほぼない。アニメも成熟しているわけでは多分ないんだが、一応映像全般からの転用が可能なので。
  • あと、以前ぼんやり書いてた「TV アニメは商売としてバズマーケティングを利用するにしても無料(=放映)期間から有料(パッケージ発売)時期までタイムラグが大きくてなんかきつそう」関連(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090525#p1)について、近年の劇場単館系少客多リピート食い伸ばし商売は、話題のピークと商売のピークを近付ける方法としてなるほどなぁってかんじだったけど、そこで切り捨てられてるのはやっぱりアニメ評論系アフィリエイター界隈(←そうしたものがあるのかないのかもよくわかってないくらい疎いんだけど)なんだよね、べつに上映時期にパッケージが売られているわけではないから、話題のピーク時にアフィリエイトが上手に機能するわけではないという。まあ、そこを考慮するほど大きな効果が期待できるわけはない、というだけの話っぽい気もしつつ。