ポリリズムのポリはポリエステルのポリ関連
Perfume「ポリリズム」の「♪とても大事な 君の思いは 無駄にならない 世界は回る」という歌詞、「無駄にならない」の部分がスゲエ嫌で、無駄かどうかで感情持ったり持たなかったりできやしないだろってのと、世界が回ったときに「無駄にならなかったー」とかホッとする感覚があるようならそれはとても嫌だという話なんだけど、なんかこの曲の当時に Perfume てリサイクルがどうのという CM 出てたりしたじゃない、だからそこいらへんと引っ掛けてリサイクルっぽい歌詞入れてみましたー、みたいなヤスタカ氏一流のダサ歌詞なのかねー、じゃあ「世界は回る」も「繰り返す」「ループ」もリサイクルの暗喩で、さらにもしかすればポリリズムのポリにはポリエステルのポリも引っ掛かってんのかね、いくらなんでもそりゃないかハハハ、とか言ってたら、「いや時期がどうとかじゃなくて、ポリリズムはそのキャンペーン曲そのものだよ」と教えられた。あれ、そうだったっけ。調べた。その通りだった、ポリエステルの件まで。まじかよ…。
あとリサイクルて考え方としては「なるべく多くを、なるべく何度も再利用できたほうがよい」で、そこに重ね合わせてある感情の起伏みたいなものは、「何度も繰り返しつつ最後には違う地平へ辿りついたほうがよい」と、その過程では似た価値観のなかにあるようでいて、基本的な考え方は完全に逆なんじゃないかな。ループものって、閉じたループが破られなければ最高なんだけど、それがお話として描かれる場合には、お話というものが有限性をもつためにループは必ず破壊されてしまい、その結末は自動的に正当化されてしまうから、それをよしとしない考えのうえで書かれる場合には取り扱いに注意が必要だよね、みたいな感覚があって（関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090810#p2）、そこにリサイクルの有限性が更に重ね合わされているのならよくできた皮肉のようだけども、どっちかっていうとこの場合は単に無神経さなのかなと思ったりした。そういう方法自体は、嫌いではない、とはいえ、無駄になったかどうかみたいな個別事例は、なんか貧乏くさくてやっぱりいやだな。
