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DARK NEBULA EPISODE TWO

加速度センサを利用した TAMA ゲー、とくれば鉄板且つあんま伸びしろのないゲームだから、普通なら「カジュアルやのう」で素通りするところなんだけど、前作を無料期間に遊んでみたかんじ、コンシューマ出身開発者っぽい「わかってる」感と、音と絵のよさが光っていたので、2 は普通に買ってみて、のんびり進めて難度 Normal をクリア、おもしろかった。なかなかどうして、抑揚の効いた良カジュアルゲーだったよ。続いて Expert は追々埋めよう。バリアがなく敵が激しく、けっこうむずかしくなってる。星集めとかは、あんまやる気なし。

非常に上質で隙のない 2D グラフィック。なんといってもディテール志向な玉転がしゲーにして非 3D というグラフィック選択が、iPhone ゲーをよくわかっていらっしゃる。絵と同様に SE や BGM もたいへん良い。これらが総合的に、ディフォルメとリアリティの破綻なく、安っぽくなく、大仰ギャグにもならず、雰囲気作りに成功している。雰囲気作りと書いたが、まさに本作の魅力はそこで、単なる玉転がしにして壮大げな SF 世界設定、スタートからゴールまで玉を移動させてるだけなのにそれっぽく進行しているっぽい(けど詳細はよくわからないし、また見た目以上のことがわかる必要もない)シナリオ、やってることの単純さからかけ離れたスケール感はほとんどギャグみたいなのに、それが不自然なく固着している絵作りと音作り、手触りのよさ、適当にぬるいレベルデザイン。現代のビデオゲームを遊んでるねえという気分にさせてくれる。規模は小さくとも志低くない。

まあ、そうはいってもやっぱり TAMA ゲーではあるから、一回通したらもうあんま起動しないんだろうなというあたり、しっかりカジュアル感も高く。