正義と悪と正義の味方と悪の味方と正義の敵と悪の敵

• 自分のやってることに自信があるやつは正義を名乗る。ザ・ムーンの「私は正義を作った！」て台詞は圧倒的だ。で、自信がないから正義「の味方」をしているわけだろう。正義の味方にとって、正義とは外在するものであって、なにが正義かを選び、それが正義でありつづけるのかどうかを懐疑する、という態度だ。どうにもすっきりはしないのだが、「よりマシ」を目指すうえでは、それこそ「よりマシな」態度といえるんだろう。
• 「わはは、我は至弱より始まりやがて至強にいたるためにとりあえず幼稚園のバスを襲うところから最終的に世界征服へのわらしべ長者を…」「待て！」「なにやつ！」「おれは正義の味方！悪は許さん！」「待て！」「「なにやつ！」」「おれは正義の敵！悪のおっさん助太刀するぜ！」「待て！」「「「なにやつ！」」」「おれは悪の敵！悪は滅ぼす！」「ちょっと待った！おれは悪の味方、これで役者がそろったな！」「…ちょいまち」「「「「「なんだよ！」」」」」「悪側は、悪のおっさんと悪の味方と正義の敵で三人だろ？正義側が一人足りないぞ、正義の味方と悪の敵はいいとして、正義担当が居ない」「じゃあ幼稚園のバスが正義ってことで」「おやつたべたい」「おやつは正義！」「かわいいは正義！」「じゃあ正義の敵と悪の敵はそれぞれアンチだから攻撃担当、正義の味方と悪の味方はサポート担当、正義と悪は象徴として君臨すれど統治せず」「とりあえず正義の敵がバスを襲撃、正義の味方はそれを防いで、悪の敵がおっさんを襲い、悪の味方がそれを防いで…、えーとおっさんは？」「おやつ買ってきて」「ふぁーい」

がんばれ。