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ネット放送の話者と聴者の位置関係

あんま高低とかで例えるのは適切でない気もするけど。

マスメディアでは、話者は基本的に視聴者より高い位置にある演壇から喋っているような感覚でみてるけど、ネットにおける素人音声メディアの場合は、基本的に客席の位置のほうが高いと思っている。話者が井戸の底でしゃべってて、みんなが上から見下ろしてるイメージ。まあインターネット言説における「インターネットでは結局最後まで ROM しているやつこそが最強でありイモータル」みたいな事情もありつつ、別にもっと具体的な事情もあって。話者って結構忙しいっていうか、喋ることに集中しているから収録中 PC の前に座ってても意外と検索とかするような余裕はない場合が多くて、だから事前にちゃんと調べないと、うっかりテキトーなことを喋ってしまいがちで。でも聴者側は確実に暇だから(暇じゃなきゃラジオなんか聴かない)、話を聴きながら検索することなんか簡単。だから、「検索でわかる程度の知識範囲」において、話者よりも聴者のほうが知的位置エネルギーが高いのは自明。

ようするに、ネットでライブ放送してるときにオーディエンスから貰うツッコミて、八割方 Powered by Google だろうと思ってんだよね。聴者が話者より賢いんじゃなく、Google がカバーしている範囲を聴者は行き来でき、話者にはむずかしい、というだけの話で(というか、役割分担したほうがラクだから校正はそっちでしてよ、みたいなノリのほうがかんたんだよね)。その範囲ってのが案外馬鹿にしたもんでもないために、話者は結構不利な状態でやらなければならなくなる。だからキツいのだけど、そのキツさは、「それを飲み込んで受け流す」みたいなスタンスでないと解消されない。まあアニメキャラ名を覚えないので、アニメ日記でキャラ名書くたび公式サイト見ていちいち確認しているおれのような人間もいることだし。Google のおかげで記憶力はいい加減でよくなったし、応用力もネットの向こうから借りてこれるし、便利になったものよ。