春の海 ひねもすのたり ワンモアセッ
Twitter でビリーズブートキャンプの名フレーズ「ワンモアセッ(one more set!)」を五・七・五の末尾に置き換えるあそびが流行っていたようなので乗っかってみた記録。
- やせ蛙 負けるな一茶 ワンモアセッ
- ああ、「やせ蛙 負けるな一茶 ワンモアセッ」のワンモアセッて、「痩せ蛙(←スリムなボディを手に入れた)」「負けるな一茶(←エクササイズがきつすぎて負けそう)」というかんじに掛かってるのか。いま気付いた。
- 「古池や 蛙飛び込む ワンモアセッ」は、ミニマルっぽいかんじでたのしい。情緒的な風景がデジタルに反復されていくかんじ。ビートに乗って次々と古池に飛び込んでいく蛙。
- 「秋深き 隣は何を ワンモアセッ」は、隣人が何かをどってんばってん繰り返してるけど何やってんだろ、ダイエット運動かなー、部屋の模様替えでタンスでも動かしてんのかなー、それとも夫婦喧嘩かなー、それとも仲直りしてプロレスごっこかなー、みたいな生活感がたのしい。
- 「柿くえば 鐘が鳴るなり ワンモアセッ」は、鐘の音の反復と食う柿の量の正比例感を思わせ、食欲の秋だねーというかんじになる。籠いっぱいに柿詰めたばあちゃんが「もっと食べねえ、もっと食べねえ」と次々柿を渡すもんだから、いい加減腹いっぱいになった正岡子規氏が「ばあちゃんさすがにもう食えねえよ」と、なんとか失礼にならないよう親切を断ろうと苦笑している、みたいな情景も浮かぶ。
- 「五月雨を 集めてはやし ワンモアセッ」は、最上川の量感と速度感が二倍でスゲエというかんじ。
「閑かさや 岩にしみ入る ワンモアセッ」は、ビリー氏がオリエンタリズムとかに目覚めたという設定で「サムライ…ブシドー」とか呟いている日本向け PV を撮影しているイメージ。