銃弾はリアルだから良いのではなく、速いから良いのだ

• FPS の銃弾は YES でも NO でもなく、唯一「アクセスしたよ」という無属性の信号に過ぎないのがいい。それよりシンプルなものはない。これに近いのは萌えなのかもしれない。したがって、萌えに近いおぞましさが FPS の銃弾にはある。
• もちろん銃で撃ったら画面中央の敵は死ぬんだから、そこには攻撃というベクトルが乗っかってくるんだが、それは「そいつ殺さないとクリアできないから」という事情のうえでの話で、「そいつをマークしたい、できたら反応を確かめたい」という素朴な感情のほうが強いんじゃないかと思っていて。
• とにかくシンプルさが最強だから、銃弾なのだ、という話で、銃撃だからこそ正義なのだというわけではない。べつにフレンドシップでもベイビリティでもいいわけだし究極神拳は。ただ、「じゃあそれをいろいろ選べるようにオプション操作を設けましょう」みたいなのは典型的なクソ建て増しで。まるでわかっちゃあいない。ゲームに限っていえば、安易なシビリアンコントロールを許してはならない。