深夜徘徊関連
- 田舎に来たので湯冷めがいっそう楽しい。まずざっと半径 50m にひとが居ない。この程度の距離感でも、決して空白を作れないのが東京の怖さだ。お盆休みに高層階で作業してても、おれ以外誰もいない球の半径は狭かった。だがそれくらいのことが難なくできる。
- 半径 50m 以内に確実にひとが居ないとわかるのは、それくらいの視界が全周水平方向完全にクリアであり、またその程度の範囲に光がまったく見えないからだ(おれのような例外を除いて、おそらくここいらで光源を持たずに深夜徘徊するようなひとは居ない)。遠くに目を遣れば、国道沿いに光が見える。闇の向こう側、他人事の世界だ。
- 暗闇すぎてまったく気付かなかったが、近くに鳥の群れが寝ていた。おれの出す音に驚いてか、いきなり羽ばたかれてこっちがすげえびっくりした。
深夜徘徊が楽しいけど、ランドマークなさすぎてアーバン徘徊とは完全に別ゲーだな。連ジがユニバーサルセンチュリーになったようなもの。