2ch における「神」は「はてなスター」みたいなもの

腐女子界隈徘徊の副産物として、「2ch における「神」は「はてなスター」みたいなものと翻訳すると納得しやすい」と気付いたってのもあったので書いとく。おれは基本的に神を安売りされるとゲンナリするので、たぶん信仰対象がスゲエものであるという図式に価値を置いてる側の人間で、まあ一歩足を踏み外せば容易に、たとえば「用語「創作」を神聖視しすぎるあまり、その境界線での振舞いが神経質になったり、排他的な価値観に囚われがち」みたいなワナビー煉獄に落ちる…ということがよくわかるから、「そっち側の崖への転落警戒から、率先して手近なドブ板に足突っ込むことで安定を優先確保、するのと抱き合わせでの中二やさぐれゲーム参加と、そこで「敢えてステイ」を選び続ける我慢大会」みたいな、ちゃんと説明しようとすれば結構めんどい状況にハマっていたりしそうなかんじなんだが、まあそれはおれの話だから置いとくとして、なんかこー「神」っていうその言葉の意味側で捉えるとめんどいことになるところ、単にそれが効率（短さ、入力しやすさ）と透明性（言葉に付着した文脈の少なさ、消耗を引き受けつつ手垢が付きづらいかんじ）によって選ばれただけと捉えなおせば、まあわかるなというところまで落ちてきたのだった。

「神」と書いてる部分を「★」と置き換える Greasemonkey とかがあればいいのかな。逆にスターがいっぱい付いてる状況を見て「あーいま 2ch 的な感覚に翻訳すれば「神」連打なんだろうなー」みたいな。運用から生まれた「神」と、システムが準備した「★」は、その手順が違うのだけど、でもそれぞれの使用者の気分はほぼ同じだよね。無属性な好感を手軽に投げたいという欲望。そういうカジュアルな神感覚って、なんかこー土着回帰的ななにかなのか。あと、好意ってのは必ずしも相手のことを思いやる感情とは繋がっていないということも、このへんの感情について考えると浮き彫りになってきて、おもしろかった。