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bQLSI STAR LASER

縦シュー。LSI ゲーム風…ではなく完全に LSI ゲームだ。ある意味すげえ。

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iPhone ゲーのカジュアルっぷりにだいぶゲンナリしていたところ、これくらいのほうが逆にいいやっていう気分にまずは着地、そこからしばらく遊んでみて、いやこれ普通におもしろいんじゃというところまで来た。いいねこれ。というか、これよりおもしろいのって意外と無いよね iPhone シュー。

LSI ゲームなので、しばらく遊んでると電池がヘタってきて、液晶画面がチカチカ暗くなり、サウンドもヘロヘロになる。そんなときのための電池交換フィーチャー。

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デモ画面中横フリックで筐体をひっくりかえして電池交換画面。この画面は、サウンド設定・ランキング画面・クレジットのリンクにもなってる。電池はタップとフリック操作でサクサク交換。アルカリ電池とマンガン電池があるようだ。交換直後は画面も明るくサウンドも安定。

この、電池の磨耗で画面や音が徐々にヘボくなっていく表現が無茶苦茶よくできてる。ゲーム的にはほとんど意味ないけど(プレイ感が変化するわけだから、意味がまったくないわけではない)。LSI ゲーの触感を強烈に意識させる。タッチパネルゲーに第一に足りないのは「触感」であるから、そこが手厚いのはとても正しい。ボタンやスイッチのカチャカチャいう音も、リアルでいながら不快さを除去したような SE で、作り込んでるなーというかんじ(ちょっと出来すぎていてうるさいかなーという気もするけど)。

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AMA で三周目までいった。Pro はむずかしく、ボスまで行けてない。

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これはレトロゲーじゃないよ。新しいものでありながらアンティークを目指していて(レトロ=「いま作られた昔風のもの」、アンティーク=「むかし作られて現存するもの」というくらいの意味で)、実際その域に達しているように思える。古いものの古さの文脈を理解せず、ただなんとなく雰囲気で使ってみました、みたいなダメレトロ感ってのは、カジュアルゲーにはとくに多いのだ。アニメーションのタイミングを完全に再現してるのに残像がゼロだから全然実機のように見えなかったり、元が走査線出ない方式のモニタなのに過剰装飾で走査線乗っけてみちゃったり。おまえらマウスと携帯電話のボタンにしか触ったことねえんだろというくらい手触り感の欠如したアプリもあった。その中で、STAR LASER はやけに好感度高いタイトルだ。新しく偽造されるアンティークは、文脈を把握して当時を再現したうえで、それを超えてあたらしい(現在の)ものとして通用しなければならない。本作は iPhone アプリとしての出来も、けっこういいとこまでいってる。

価格設定(2$)も、悪くないっつーかむしろ良いかんじに納得できた。むかし縁日の出費みたいなもんかなーと思ったりしたんだけど(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090306#p2)、この場合はガチャガチャを想像したよ。普通のへっぽこカジュアルゲーが 100 円だろ。で、なんかちょっと 100 円よりは高級感がありそうな雰囲気のアプリを 200 円で買うっていう。むかしコスモスって 200 円自販機あったよな、あれ。実際のコスモスは、100 円ガチャより残念な中身であることが多かったので、それほど印象いいかんじではないけど、逆に「いいコスモス」みたいなものをイメージしたときに、そこに入ってるアプリとして STAR LASER みたいなもんがもっと出るといいねと思ったりした。