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ラノベオタ OFF に参加

ラノベ飲み会

昨日のことになるが、ラノべオタのひとたちのメシ OFF があるので参加した。わからないことだらけだったので、大変おもしろかった。オタにもいろいろいるわけなんだが、ラノべ界隈についてはほぼ知識がない状態のまま来ているから、ラノベオタの集まりっていうのはどんな種類のオタたちが、どんな呼吸で会話している空間なんだろうかと興味があった。初心者ということで、参加者のひとにいろいろ気を回してもらって恐縮した。

  • 平日 OFF なのに普通に居酒屋チョイスの終電近くまで盛り上がっていたのには面食らった。平日から酒飲んで帰ってオタ活動ができるとか甲斐性がありすぎる。参加者は基本的にネットアクティブユーザだったようだから、たぶん彼らは帰ったあとブログ更新とかしたあと寝るってかんじなんだろうけど、おれにその体力はない。歳くったからとかではなく、むかしからそう。酒飲んで帰ったあとインターネットとかめんどくせえっていう。それ以前に、平日晩に酒飲んで帰ったりなんかしたら翌朝仕事に行くのがめんどくせえって話になるので基本的に平日飲酒することはないのだった。晩酌除く。そういった手前事情と比較すると、なんかこう馬力あるひとたちがオタやってるなーというかんじだ。
  • あと、この「とりあえず居酒屋」という選択肢が随分伝統的で、意外だった。インターネットっていうよりは、ちょっと SF オタ界隈っぽいなーという印象。カテゴリは違えど本好きという点では共通してるわけだから、どっか似てるのかも。平日メシ OFF ってより◯◯氏迎撃 OFF ってかんじの雰囲気。でもべつに今回は、なにか特別なことがあったわけでもない普通の会合だったようだし、ということは、「彼らの OFF 会経験値が安上がりに済ませる方向には振られてない」「あまり OFF 会頻度が高くない」「かなりの頻度で集まっているが、それで問題ない程度には遊行費を多めに割り振っている(ラノベはゲームやアニメよりは単価安い趣味だから可能…なのか?でもラノベってシリーズもの多いし発行される点数も多いから、真面目に追っかけてると、下手なゲーオタより毎月の出費は嵩むはずなんだがな)」「場の合意形成より幹事の判断力が優先されがちな界隈」「騒げる&オフレコ会話ができるよう、「個室を取る」がこの界隈での OFF 会最低条件になっているという個別事情」のどれかか。このへんのことは以前だいたい書いたが(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070920#p1 / http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20061111#p2)、都市部で OFF 会頻度を上げて、ON でも網状に繋がった人間関係を経営していくようなネット社交を継続する場合には、一回あたりの消費コストを下げて掛かったほうが振るい落とされるプレイヤが減って、且つ余裕がある層もセッション数を多めに突っ込めるので、場の全体的な多幸感は増す。
  • で、場の雰囲気は、ちょっと意外なことに、おれらのちょっと上くらいの世代のオタクの集まりと近かった気がした。年代としては平均的に若いのに。「あーインターネットっぽい若者だな」「いまどきの言語感覚だな」みたいな端々はありつつも、どこかしら漂ってくる 80 年代的な空気感が…。ジュブナイルとかヤングアダルトとかなんとかわからんけど、ラノベに至る様々の流れは連綿とあったにせよ、いはゆる「ラノベ」としての発端は 90 年代から立ち上がってきているはずだと思ってんだけど、90 年代的な雰囲気はほとんどなくて、それはたんに世代の交代ということでもあると思うし、オタクは基本的には同年代とだけコミュニケーションを取って成長していくから、90 年代的なもののなさは継承のなさを証明していて、同時に 80 年代的なものの存在は「継承とかではない類似」ってことになるのかなーみたいな…。やっぱ 00 年代と 80 年代って相性いいってことなのか。それは、80 年代リバイバルブームの余波として 80 年代的なノリが 00 年代と相性がいいってことになっていったのか、それともやっぱりそこには通底するなにかがあって、80 年代というテンプレートを流し込んだら理解の仕方としてしっくり来たという話なのか、なんともわからん。

とかなんとか。