Skype for iPhone が出た
おれをキルするキラーアプリであるところの Skype の iPhone 版が、ようやく出た。機能としてはまだ十分ではない。けど去年 EM ONE を常用していた頃には出来ていて、iPhone をプライマリに変更したことによって出来なくなったことを、再び取り戻していく過程としてこの一歩は大きい。
- 音声チャットは Wi-Fi 通信時のみ。3G では文字チャットとステータス確認だけ。まあおれに音声チャットは要らんので、文字チャットさえ出先で使えれば問題なし。
- アプリ終了せず本体スリープさせると「Skype 電話として待機状態」になるらしい。着信あればウェイクアップするとか。そりゃちょっとすげえな。文字チャットも、待ち受け状態で新着あったぶんは受信してるようだ。
- もちろん、アプリ起動中は常時通信しっぱなしという意味なので、そのぶん電池食い続けることになる。したがって、出先で給電できないのに待ち受けスリープ状態にするのは自殺行為だな。チャット画面のままスリープしてて、次回起動時にかなりバッテリ減ってて驚いた。あぶないよこれ。省電力運用向けに「スリープしたら通信しない」を設定できたい。むしろ「音声チャットを OFF(電話としては使わない)」という設定が欲しい。
- ともあれこのアプリは、iPhone OS 3.0 でリリースされる PNS にどう対応するかがキモだ。これがいいかんじだったら、はじめて「Skype for Windows Mobile に並ぶ」のでなく、それを超えられる。いまのところは及んでない。不安定だし、チャットに貼られた URL を自動リンクしない。
- ログは最新 10 件しか保存されていない。それ以降新規についた発言は、とりあえずウィンドウを表示してるかぎりはどんどん追加されるようだ。PC 版の Skype のようにログを無限に辿ったりはできない(ログ表示は WM でも出来ないし、どう考えてもメモリ足りないので仕方なかろう)。あくまで出先での確認&ちょっとした伝言用だな。
なんといっても、やはりグループチャットを出先から確認できるようになったのは前進だ。デザインはわりと iPhone 最適化されているかんじで、逆にあまり「Skype っぽさ」を感じないのが残念。WM 版のような「まるで PC のディスプレイの一部分を切り出してポケットに入れて持ち運んでるかんじ」が得られない。公式アプリなんだから、PC で使ってるときと同じ感覚で使えるように、デザインも統一っぽくやってほしかったかなー。いや iPhone の会社が作ってるのは Mac だから、Mac 版 Skype には似てるってことなんだろうか。公式の Mac 版ダウンロードページのスクリーンショットみるかぎりは、Mac 版も PC 版と似たようなデザインみたいだけど…。
北米でのスマートフォンシェアを考えれば、OS 3.0 以降の PNS 対応は、北米発の web サービスではだいぶ積極的になるんじゃないかとおもうので、Skype にかぎらず、これからの iPhone の利用シーンの変化には期待できそうなかんじだ。PNS 利用&経年劣化によるバッテリ消耗率がどの程度きつくなるかがちょっと心配になってきたような部分はあるけど。現状の運用だと、平日無補給でどうにかなってるけど、出先給電が必要になったりするんかなー。一応増装バッテリはあるので、もし厳しくなったらそっちでしばらく誤魔化すつもり。
機内モード(オフライン作業モード)を多用すればいいのか。どうせ電話としては使ってねーし。…いやそれだと PNS いみねー。