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Lux DLX

↓でうだうだ悩んでるあいだに Lux Touch の有料版の Lux DLX が 900 円でリリースされていたので買った。さすがに最近は iPhone アプリの水準も上がってきてるし、この規模のアプリの適価は 600 円くらいじゃないかなーと思っているんだけど(←現在大手パブリッシャが基準価格を 1,200 円(というか 10$)にしようと各社なんとなく足並み揃えてるかんじで、おれはそれをうけて独立系のパブリッシャは 600 円あたりに足並みを揃えてほしいなあと願望している)、まあ「Lux Touch はおもしろかったよ」代として 300 円上乗せするつもりで納得した。

  • Lux DLX

…が、遊んでみるとイマイチ。機能追加されてていいかんじではあるけど動作が重くなっているので魅力が殺されている。

  • とにかく処理落ちがストレス。お手軽戦略ゲーなのにお手軽じゃない。カードによるブレイク時など、必ず描画がモタつく。最適・高速化したアップデートを期待する。どうにか Touch なみにはサクサク操作できないと、全然デラックスなユーザエクスペリエンスじゃないよ。
  • マップがいろいろ選べる。ネットから追加マップをダウンロードすることも可能。ランダムジェネレート機能はナシ。まあ元々 Risk は世界地図マップ一択だから、無いと困るわけではない。よく知られているような地図でランダム配置を楽しむ、というアプローチのほうがカジュアルに楽しめるし…。
  • ルールがいろいろ選べる。初期配置をどうするか(シナリオ配置もアリ)、カードブレイクの数と上昇係数をどうするか、支配地数による兵力ボーナスをどうするか、らへん。このへん自分好みに調整できるのはひまつぶしゲーとして優秀。徐々に Fracas の満足度に近付いてきた。
  • 同時対戦人数が増えた。Touch だと 5 人だったのが 6 人。NPC は難度 Easy / Medium / Hard / Random から勢力個別に選択、Human Player を複数選べば iPhone を回してローカル対人戦も可能。
  • 表示系が加速度センサに反応して縦横回転するようになったが、マップは回転しないので、縦持ちプレイで快適かというと微妙。マップに埋め込まれている文字とかもあるので(縦画面用のマップもあって、それはそれでいいんだけど、そのマップは横画面だとプレイしづらい)。痒い。
  • マップの拡大縮小とスクロールに対応したが、兵力表示もマップと同時に拡大されてしまい、あんまエレガントなかんじがしない。当然縮小しすぎると数字が読めなくなる。グリッドはベクターで持っといて、そこにラスタライズしたデータを重ね合わせる、というかんじがいいんではないか。それだと余計重たくなるんかなー。
  • 拡縮操作のとき自領に触れると、たまに兵力配置を誤爆する(たぶん処理落ちでイベント処理が溜まりがちなせいもある)。視点制御かコマンドかというモード切替ボタンがあれば解決しそうだが、まあこれはインターフェースデザインの問題だよなー。いまのほうがお手軽さは保てるし…。
  • というか縦画面プレイをサポートするなら、拡大縮小は親指一本でもできるべきだから、ピンチ拡縮だけでなくダブルタップ毎に固定スケールへの切り替えもできるべきだと思う(小さいマップだと二段階、大きいマップだと三段階とか)。けどそもそもワンタップで兵力配置&移動という操作系なのでへたな位置ダブルタップすると誤爆するというのもあるか。やっぱそこはもう割り切って視点 or 指令モード切替ボタンが必要ではないか。そうすると当然マップデザイン側にも「固定スケールで最適に見えるように(マップチップの最大・最少サイズのガイドラインを作る)」という制約を設ける必要が出てくるので全部作り直しか。うーん。

まあともかくは、世界地図以外にいろんなマップがあって、お気に入りを探すところからのんびりやっていけばよかろう。ざっと遊んでみたかんじでは、SunTzu 氏が作ったマップが高品位やなー。さすが The Art of War 作者やでー。Roman Empire I&II は見てて綺麗だし境界線も見やすいし、かなりいいかんじだ。Mark Bauer 氏のマップは、地図側の事情にひきずられてかゴチャゴチャ分割しすぎていて、食い応えはあるけどあまりいいデザインとはいえなさげ。日本を舞台にしたマップは Kartofile 氏が作っていて、全国マップと、あとなぜか西南戦争の鹿児島マップ…。