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最近の漫画

最近ゲームまみれでほかのオタ活動全然やっていないのかというと、そうでもなくて、漫画も読んでいる。

  • キミキス
    • 東雲太郎氏版。街角で見かけて「よお!やってるか?!おれはまぁ、やってるよ!!」とか一方的にまくし立てられてそのまま立ち去られたようなかんじ。眼を細めて「うーむ、やってんなー」みたいな。
  • シグルイ
    • そういや 11 巻買ってなかったので買ってきた。好き勝手やっていて実によい。もはや余人の突っ込めるような領域にはない。孤高の地平をひた走っている。気持ちいいだろうなー。山口貴由氏はシグルイを司る専制君主だ。漫画家は少数のサディストにもなれる。マゾヒストの心を掴まねば続けられぬ。そういうかんじ。誰も突っ込めなくなったあとには、自分で突っ込むしかないわけで、いつそれをやるか、あるいはやらないのか、固唾を呑んでページをめくるしかない。おれの脳内の山口貴由氏は「カッカッカッ」と笑いながらネームを切っている。
  • DEATH NOTE
    • この数ヶ月ばかり、非常にゆっくりしたペースで再読していた。おもしろかった。特に今回の発見としては、第二部がおもしろかったってのが大きい。基本的に第一部のほうがおもしろいと思ってるんだけど、今回再読の印象は第二部のほうが良かったな。メロが主役張ってた頃はガチャガチャしてておもしろくないんだけど、メロが盛り返して、魅上の登場する前後あたりからおもしろ度が畳み掛けてくる。状況劇になってるからかな。「太陽を盗んだ男」感とかかもしれない。あとメロの人形を使った状況整理が非常に良い。
    • 大場つぐみ氏の功績のことはよく考えるんだけど、小畑健氏もすごいとしかいえないよな。おもしろい顔いっぱい書いてるもん。能條純一氏の生霊でも乗り移ったのか?みたいな変フェイス満載だよ。これがおもしろいから漫画として持ってんだよな結局。緊迫したシーンとそうでないときで眼力の緩急をつけて、静止画なのに「こいつはこのとき瞬きしてない」ってはっきりわかる絵になってる。今回印象に残ったのは九巻最終ページ最後から二コマ目のライトの無駄に黒い顔と、十巻冒頭の出目川のやる気ありすぎるけど眼力は薄いという絶妙な顔の二つ。過剰な絵なんだけど、引きと受けの流れから敢えてこうしてあるかんじかなー。
  • よつばと!
    • だいたいこのへん(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070819#p2)から印象変わってないんだけど。今回「大人から見て子供はかわいいんだけど、かわいさはそれほど強い興味を持続させない」「子供は意識してるかぎり約束を守るけどすぐ意識が飛ぶ」らへんが印象として残ったかんじだ。つまり、漫画に描かれてある空気感のことかな。すべてに目が行き届いているわけではないがゆえに温かい空間、のこととか、協調したうえでも微妙に生じるタイミングや温度のズレ、からはみ出てくる手持ち無沙汰な間、想起される環境音、余白、とかなんとか。強引にまとめると「理想的な居心地の悪さ」についての雑感ということになるか。なんか、そういうのがあるよね。
    • 最終回妄想として、マジで十牛図オチはアリなんじゃないか(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060906#p2)?台詞一切ナシで。