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Geometry Wars : Retro Evolved 2

すばらしく時間食いなゲームだ。アニメが滞った。しばらくは掛かりきりになるかもしれない。360 を起動するときに、リモコンでなくコントローラを最初に持つようになってしまった。

  • なぜ時間を食うと感じるのかといえば、ほとんどのプレイ時間が無駄に終わるからだ。なぜ無駄に終わるのかといえば、ハイスコアを更新できないからだ。最初の一時間くらいはゲームモードを出したり基本的なスコアの更新でかなりゲームが動く。けどそれ以降は延々停滞する。延々自分のスコアを抜けない。スコアを抜けないとランキングが動かない。だから無駄。しかし無駄をいうならゲームなど遊ぶべきでないのだ。だからこれは感じ方の問題で、その根源はランキングにある。
  • ランキングがフンレドを基本とするようになったのは、ついに 360 のゲーマーコミュニティとして XBOX Live が円熟の域に達したという意味と受け取ってよく、喜ばしい。世界ランキングは必然だ。ゲームネットワークの姿をとって地球を網の目に覆い尽くすネットワークインフラは、グローバリゼーションの権化だからだ。しかしゲーマーコミュニティがボーグのようである必要はない。地表には起伏がある。ランドスケープだよ。普及のためにも浸透のためにも、時間は必要だった。そして十分な豊かさを持った。だから、以降はそれぞれの景色から出発していけばいい。
  • 統一ランキングのひとつ上のやつなど知らないし興味もなく、そいつを追い抜いてどうこうという気分は一種類の、つまり純粋な気の持ちようだ。しかしフレンドランキングの場合、自分より上位のプレイヤに対抗しようと立ち上がってくるモチベーションは複雑で粘り強い。これまでにそのフレンドと一緒に遊んだり戦ったりした体験という根拠を持った感情だからだ。それがなによりおもしろい。
  • ただ「あんちきしょうには勝っときたい」みたいなことだけではないのだ。あいつがここまでやれてるならおれもまあこのへんまではいけるはずとか、複数のフレンドの状況をみて「あーこの界隈の水準はこのへんなのか、じゃあおれもある程度は頑張っとかないと恥ずかしいな」とか、そういう気分も生じる。一方で「勝ちたい」にしても、「こいつには FPS ではどうしても勝てんが全方位シューターでなら勝つ!」とか「あいつ PGR4 買ってないから事前に Waves 練習してないのに、おれより Waves モードの点数が高いのは許せん」とか「斑鳩のランキングで勝ってるおれが GW:RE2 のランキングで負けるわけにはいかん」とか様々な文脈があるわけだ。
  • XBOX が 360 になって、ダッシュボード機能が独立したコミュニケーション機能を持つようになってから、360 オタは常時フレンドと繋がった状態でゲーム体験を享受するようになったわけだけど、ネットの場合の同期メディアとしてのチャットと非同期メディアとしてのブログみたいなものを想定したとき、まあ非同期メディアはどのみちゲーム外のコミュニティ成長に期待するしかないにせよ、ミニブログ等にあたる半同期メディアがまだ 360 にはなくて、かつそのようなメディアをハード側の基本機能として、次世代までには包括したほうがいいかなーという気分があった。GW:RE2 においては、基本画面に表示されているフレンドランキングが、微妙にその役割を果たしているような気がしなくもない。

まあいずれ過ぎ去る祭りではあるのだけど、いまは無言の競い合いを楽しみたい。