最近のアニメ - 鉄腕バーディー DECODE にハマりきれないけど見てる

• 今期あまりにもダメアニメを見すぎて、ヌルいアニメに FUCK OFF! と叫ぶんであれば、ヌルくない、というより、ゆうきまさみ氏的な意味での酷薄さを強く感じさせる「鉄腕バーディー DECODE」を、清々しさと共に受け容れるべきだという気もするんだけど、これはこれでなにかが違うというかんじで引っかかっている。初見のとき感じた「いまこれが要るかんじがしない」（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080712#p1）とは別の意味でなにか。
• アニメの品質は相当高い。しかもおれ好み。見て損はない。スーパーヒロインのアクション感とかも、なんつーか「鳥山明「ドラゴンボール」の後に藤原カムイ「雷火」を読むかんじ」に近くて、無茶な動きの中にもポリシーを感じさせ、良い。
• バーディーのギャルのかわいさ描写は、ほかのアニメと比べてちょっと特徴的で、「性的なんだけどあんまセクシーに見えない」という印象。なにが一番近いのかというと…「従姉妹とかが出てるドラマを見てるような気分」かなあ。ゆうきまさみ氏原作っぽいなーと感じている部分のひとつ。
• ポイントのひとつは人命の安さかなー。でも露悪的に安いというわけではなくて、「淡々と安い」というかんじ。不快さはあまりない。そういうもんだというふうに描いてある。だから、気持悪いというより怖いんだな。これも、ゆうきまさみ氏原作っぽいなーと感じている部分のひとつ。

長い目で現代に適合しているというかんじはいまだにない。けど、短発的に今期アニメ内ラインナップの調整材としては有効だし、あと時代関係なくおれには適合するかもしれない。たぶんかなり時間はかかる。それをする意義はあまりないと思うけど、時間次第で、やるかも。