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おもいでさがし

私が社長です!

故郷と思える町があるといい。でも二つは要らない。二つあると、どちらも本物ではないような気がしてしまう。もとからそんなもの思い込みだ。どこでもいい。ひとつここだと決めてそう思っていればいい。どうもおれの場合それが、二つ以上は抱えられないということらしい。

一人で目的なく出歩いていると、どうも自分が過去に住んでいた・暮らしていたところに行ってしまう。そこで思い出を探す。いまも知った場所がそこにあり、いまは知るひとがそこに居らず、そしてかつてあったおれの居場所が今はないことを確認して、ほっとするような傷ついたような気分になる。そうして家に帰って来ると、まるでそこがおれの居場所ではないかのような気がしてくる。もとからそんなもの思い込みだ。どこにもない。だいいち借家だし。そこで現実的な話か。違う。浮ついた話ではなかった。居場所は現実だ。それが欲しければ手に入れなければならない。欲しいのかどうかが問題だ。所有の問題でもない。

ところで赤羽から池袋で向う途中の板橋駅からみえる「私が社長です」看板をひさびさに見たくなり、ホームに降り立ったら、「私が社長です」部分が大幅に小さくなっていてびっくりした。埼京線板橋出て十条に向うあたりで「私が社長です…」とか呟いたら近くで本読んでた女子高生が「ブホッ」と噴出す程度にはローカルにも根付いたネタだったのだがなあ。新しいマンションを宣伝するためスペースが狭くなっているかんじだったので、またいずれドカーンとでかく表示される日も来るかもしれない。