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最近のアニメ

夜半に暇を持て余したので普段見てない「School Days」というアニメを見た。録画を漁って先週分も。学校生活で恋愛がドロドロでギスギス、というかんじのアニメだった。このおもしろさと不快さにどう向き合っていくべきかを、考えるべきか考えるべきでないかをしばらく悩む。とくに新規性は感じない。ベタベタにわかりやすい(アニメなので当然でもあるが、仕草のあからさま度は韓流ドラマなみだ)。エロゲー原作ときいて大半納得した(なんかどう分岐してもひどい話になってしまう系のゲームらしい)。

  • 女子側のものすごい空気戦と、男子側の幼稚さのコントラストが生々しい。これは確かに、ある種のリアリティだ。
  • 徹底的に易き以外に流れない主人公の心理がまたどうしようもなくリアルだ。これも確かに、こういったものだ。そしてこの「なんとなくその場をやり過ごせればいいや、あとはきもちよさそうな方向へ」という選択がことごとく悪いほう悪いほうへと事態を進行させていってしまうところがドラマだ。
  • 時折発揮するエゴイスティックで場当たり的な善良さがまたじつに醜悪。罪と因業を深める以外の役に立っていない。ああもうこいつほんま死ねと思う。そして、それもまた、やはりリアルだ。

現実的に考えれば、世の中って結構それ自体場当たり的な振れ幅があるので、まあ場当たり的にやっていてもそれはそれなりにうまくいく場合やいかない場合の組み合わせで中途半端に進展しがちだよねと思う。けどこのアニメの場合、心理面ではリアリティを追求しつつ、関係性はディフォルメを加えつつ、そして行為と選択が事態をいい方向にはもってくことがない。とにかくバッドな方向へ。穏やかに暴走してゆくかんじ。どういう結末になるのか知らんけど、これで「周囲はむちゃくちゃになるけど、たまたま主人公には火の粉のひとつもかからず、なんにも反省せずに終わり」とかいうかんじに話が展開するようだったら、これはこれでアニメ黒歴史に残る作品のひとつになるのかもわからんな。