こんにゃく自問自答

このところこんにゃくゼリーがうますぎてこんにゃくゼリーばかりモリモリ食っているので、じゃあいっそこんにゃくゼリーとかより純度を上げて普通のこんにゃくをモリモリ食ってはどうかという段階まで到達した。こんにゃくか。といってもな。こんにゃくとこんにゃくゼリーでは相当違うっていう部分も。しかしよく考えてみるとその相当違う部分を折り込んだうえでも、おれの場合べつにこんにゃくだけ食っていればいいような気分に十分なれるので、じゃあ問題ないじゃないかと思ったけど、こんにゃくはこんにゃくゼリーより補充が面倒くさいという問題に突き当たったのでやはりこんにゃくゼリーで。

そんなわけでこんにゃくゼリーまみれの生活を送っていると、どうも気合が抜けていかん。具体的にはカレー分が足りない。気合の乗ったカレーといえば印レーだが、金がないので妥協して国産和レーのレトルトの LEE 30 倍で我慢した。いまいちだ。腰の入ってない単調なパンチ。精妙にブレンドされたスパイスが感覚可能のすべての帯域を「辛辛辛辛辛辛辛辛辛」で埋め尽くすブロードバンド体験の前には、せいぜい 288 くらいのモデムでしこしこインターネットしていた頃の満足度しか得られない。一応首から上に汗は浮くけど、こうじゃないんだよなー、ちがうなー、とか首をかしげつつカレーを食っているありさまは、さしずめゲーセンでボム死を繰り返しながら首をいちいち捻るオタのようであったろう。まったく見苦しい真似をせずに済ませるに越したことはないものだ。しかし中途半端な人生を選べば、見苦しくも生きざるをえない。ままならぬ。