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OFF 会雑感(事前整理)

OFF 会

OFF 会関連については、かなり前に書くつもりだったのだが、ゴタゴタしているうちに時期を逸してしまい今に至る。で、一回個人史的な経緯からかきはじめてみたところ、なんかものすごくめんどくさい気分になってきたので一旦全消しして、おもいついた要点だけ書き出してみる試み。

  • OFF 会といってもいろいろある…のだが、一方で「いはゆる OFF 会」といったときに幅を利かせているのは、(すくなくともおれの属する世代における「いはゆる OFF 会」というのは)「数人以上で居酒屋とかに行って数時間数千円払って飲み食いしながら喋る」という様式である。
  • その他の OFF 会
    • サシ OFF
      • ネットワーカー同士が「会いますか」「会いましょう」とかいってサシで会う。一対一で会うと、居酒屋で数時間数千円払って飲み食いしても、あんまり「いはゆる OFF 会」をやっているような気分ではない。
      • おれの場合、サシ OFF は極めて貧乏に済ませることが多い。これはかなり初期からずっとそう。基本的に店とか入らない。ジュースでも買って公園でダラダラするとか。ひたすらどこかの方角へ向けて歩きながらしゃべるとか。おれの家かそのひとの家に行ってグダグダしゃべるとか。必然的に、このひとはたぶんダウナーな長話ができそうだと思うような(そしてそういったノリを暗黙に了解してくれる)ひととしかサシ OFF は成立しない。逆に、ダウナーな長話をするための最適の様式としてサシ OFF を見出したようなところもある。初対面の場合「普段なにやってるんすか」「どういう経緯でオタクになったんですか」的なところから。二回目以降は「最近どうすか」「十年先想像できませんねえ」的な刹那話とかなんとか。
      • そんなかんじで延々喋るので、サシ OFF はけっこう長時間になりがち。半日とか。昼待ち合わせると終電前とか、夜待ち合わせると明け方とかになる。まあこれはおれの経験上の話で、べつに短く切り上げられないわけではない。「メシでも食いますか」といって、夕飯二時間程度しゃべるだけの例もある。喋る内容とかはべつになんでもよく、「お互い分野違いますし、共通の話題があんまないすね」的な話題で数時間喋っていても問題ない。時間を共有することで存在を保障しあうとか、それくらいプリミティブな OFF 会。
      • 一対一ではキャラを演じたりとかする余地がないので、ロールプレイが必要な場でギクシャクしがちなおれのような不器用にとって、サシ OFF はかなりラク
    • ネットが媒介として機能する以前からあった形態
      • お茶会、ファンクラブ会合、交流会、イベント、コンベンション等。
      • 90 年代後半は、ネットとイベントの関係がおもしろかった時期でもあると思う。おそらくいまでなら全員がインターネットでつながっていそうな集まりでも、当時はそれほどネットが普及していなくて、だからネット活動しているひととしていないひとがごちゃまぜで、というかまだインターネットよりも Nifty のほうがデカかった時代とか、なんとか、全員をつなぐ共通項がインフラじゃなく各人の目的や趣味であったりした、それが当たり前ではありつつも、一枚岩ではないがゆえの多層構造のコミュニティ感。
    • 暮らしのひととの OFF 会
      • 学校のクラスメイトや会社の同僚、親兄弟とさえネットでつながってしまっている現代において、もはや教室や職場、自宅が毎日の OFF 会場であるといってもいいすぎではない…、いや、いいすぎだろう。というか、そのように暮らしでの関係性の比重のほうが大きい場合、「OFF で会う」というよりは「ON で会う」ことのほうがイベント性を持つので、どちらかというと OFF 会よりも ON 会のほうが認識されやすい。
    • 大規模 OFF 会
      • デカい会場借りて、十数〜数十人規模で行われる OFF 会。そういうのはふつうはイベントというのだが、しかし本当に「それだけの人数で集まるのにもかかわらず、べつに企画とか出し物とか趣向とかもなくて、単に数十人で居酒屋で数千円払って数時間ダラ喋りするだけ」みたいな会もたまに見ることができ、これはこういう文化圏で成立しているのだなあと思う。
    • カラオケ OFF
      • 往年にはアニオタや即売会系オタ、近年は若オタ全般〜ライトオタ一般にみられる、「居酒屋以外の定番 OFF 様式」ということになるかと思う、が、おれはあまりカラオケに行きたくない種類のオタなので「じゃあ次カラオケ行きますか」となった場合ほとんど 100% の確率で「それではおれはこのへんで失礼します」ルートを選んでおり、そういう OFF 会には一度も参加したことがない。カラオケをしにカラオケ屋に行くというのも、大学時代にはサークルの宴会の二次会などで何度か行ったけど、それ以外ではほとんどない。どうもとにかくカラオケがダメということらしい。
      • なんでおれはカラオケがダメかというと「(音楽や歌が)うるさい」「(大音量にかきけされて)しゃべれない」「(座席の関係などで、大概の場合)人口密度が上がって居住性が悪い」「他人にせよ自分にせよ、誰かが歌っている場面に立ち会うことに意義を感じない」とかいろいろ。まあ性格の問題だろう。なお、カラオケ屋をカラオケ場として使わない場合には、OFF 会でカラオケ屋に行くのは全然問題ない。つまり、「カラオケボックスの中で延々喋る」「カラオケ設備を利用して上映会」とかは OK。ただこれも、あまり席がギチギチなのはストレスたまるので、ある程度少人数または小部会に分かれてあるのが望ましい。
      • 逆になぜカラオケが一般的なオタに好まれがちなのかというと、たぶん「歌で間が持つ」「(会話が成立する場ではないため)あまりしゃべらなくてもいい」「とにかく大きい音に囲まれているのできもちいい(という種類のひとも居る)」など、同じような要件の感じ方の違いで、わりと肯定的に見れているのではないかと思う。つまり、「仲が良いというのは、一緒に長時間過ごすことである」「会話だけで長時間もたせるのはきつい」の解決策として。
  • 「いはゆる OFF 会」変形
    • コミュニティの種類にもよるが、「学生率」「貧乏率」「未成年アリ」などの場では、飲み会というわけにもいかず、また飲み会派が主導的立場に居ない場合などには、居酒屋でなくファミレスや喫茶店などで数時間とかダラダラする形式もある。
    • 特に大学生や高校生が主なコミュニティの場合「特殊なメニューがある喫茶店や定食屋に行こう」と「カラオケ行こう」と「○○の家であそぼう」の三択である確率が高い。そのうち「特殊なメニューがある喫茶店や定食屋に行こう」は、まあなんか数年シフトしてサラリーマン OFF などでの「あすこの肴がうまいらしいぜ」的なノリの飲み会などに発展してゆくのだろう。
    • 音楽や映像などの趣味でつながっているコミュニティなどでは、「○○の家にあそびにいこう」が、機材やツールの使い方に関する知識やノウハウの共有につながることがありわりあい有効(「なるほどこのツールはこう使うと便利なんですな」的な)。