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バニーガールという切れたはずの鎖

当面のテーマは萌え萌えアニオタ強化活動であるから、当然アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」全話視聴も予定に入っている。あれは若オタ向けの作品であると認識している。ちょっと前に爆発的な人気を得た作品で、現在ブームとしてはすでに終わっている、らしい(その意味まさにハルヒは「現象」となり、それ以上ではなかったといえるのだろう)。往年のローゼンメイデンだとかぱにぽにダッシュとか、ああいった流れの「ネットの一部でファンが盛り上がった作品」のひとつとして。まあぱにぽにダッシュとかはいまだに細々とファンの間でお祭りが継続していたりもするらしいが、よくわからん。たぶんそういったブームとしての寿命は、基幹となるファン層が、狭ければ狭いほど長命なのだろうという話か。

なお、ハルヒの原作については、もうちょっと違うスタンスで読んでみるつもりでいる(アニメ版は盛り上がりすぎたために現象となってしまった感があるが、原作はそうならず、根強くファンに支持され続けているように(すくなくともファンコミュニティを概観するうえでは)見えるからだ)。あとぱにぽにダッシュについても、DVD ボックスを借りることに成功した。準備は万端である。

で、今日ちょっとだけアニメハルヒの実物を、ようやく見ることができて、あーなんか気分的にこれが大したものであると認識したい感覚ってわかるわー、エヴァとかと比べたくなるような気持ちもちょっとなにか理解できるかもー、とか思いつつ、なんかちょっと違和感があった。しばらく考えつつ眺めてみて思い当たった。みくるというキャラクタが、延々バニーガールの格好をしているのである。

おれの認識では「バニーガールが好きなオタ」というのは、けっこうおっさん側になるはずだ。あれが流行したのはけっこう昔のはず(「誕生日はザ・ロイヤルで」とかそんなかんじの)。それこそ 80 年代とか。おれがオタとしての物心をつける頃には、熱心な支持者が先輩方の中にチラホラとは居つつも、ブームとしてはすでに退潮していた。それでもまあ雑誌のイラストやカット、またネットの(それなりのオタキャリアを持つ、つまり 80 年代に青春を過ごしたようなひとが管理している)イラストサイトのギャラリーとかでたまにはバニーさん絵などを見かけもしたけど、主要な流れとなるようなクラスではなかったのだ。世間の流れとしても、「おねえさん系」の女性像の流行はバブルの頃で終わったと聞いていて、以降世間は延々とロリ系で来ているはずである(まあ「現在は空前の熟女ブームだ」とかいう話も聞いたりしたので、世の中でどういう女性像が流行ってんのかとかおれが認識できてないだけかもだが)。ともかく、そんなわけで、すくなくとも 90 年代から 00 年代までの十年くらいは、「バニーガール好き」という流れはほとんど断絶していたはずなのだ。

でもなんかちょっと前まで若オタ嗜好の最先鋭のひとつであったはずの作品に堂々とバニーさんが居ますよ。おかしいな。この五年十年くらいで物心つけた程度の若オタにバニーさんとの接点があったとも思えないのだが。それくらいのひとの場合だとバニーさんに相当するのは「メイドさん」じゃろ?なんでまたメイド服じゃなくてバニー服が?…というようなあたり。まあドラマ「電車男」の OP が ELO「TIME」の 2 トラック目のアレだったみたいなのと似た回路で、「視聴者側には何の関係もないけど制作者側がなんとなく DAICON IV OP アニメーションのオマージュをやるのが流行り」みたいに回収すればいいのだろうか。

あと、ハルヒを鑑賞する際には、それが流行していた頃によく耳にしたフレーズ「さすが京アニですね」について理解を深めていきたいと思った。「さすが京アニですね」って、いろんなひとから聞いたわりに、「なにが」京アニなのかってことを詳しく解説してくれたひとが居なかったので。いまのところ「なんか無駄に中割りが多い=さすが京アニ」と理解してるんだけど(昔だと川尻善昭氏監督作品っぽいとか?←それは全然違う)。もうちょっとなにかあるだろうという気が。