matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

日曜アニメ特撮時間

  • ガイキングは作画の良い回だったっぽい。といっても、顔の崩れがなく影がきっちり入ってたというレベルでの認識。これはというような動きはべつになかったので(枯れたコンテワークというか)、キャラ原画が良かったとかそういう話になるかも。デジタル以降の表情アニメ時代にはありがちの高品質感、なんだろうな。このへんのクオリティ判断のための勘は相当衰えているので、鍛えなおさないといかんな。
  • 仮面ライダーカブト新エピソードに突入。今度はサソリのライダーが出てきた。ライダーネタは昆虫縛りってわけでもないのか。仮面ライダーカブト天道総司もその名を「天の道を行き、総てを司る」と自称するオレオレ野郎だが、サソリのライダー神代剣も「神に代わり剣を振るう」と称してなかなかのオレオレぶり。平成も十年代後半になってくると天才とか最強とか宇宙一とかわりと普遍的な抽象を自認して立つイケメン同士が並び立ってバトルする様式が一般化してしまっており、これらのキャラ立ちを見てもいまさらなんの違和感も覚えないものだなと感慨を覚えたりした。昭和の時代の FSS とかだと「いくつ最強の基準があるんだよ」みたいなこと笑い話としてだけど一応言われたりとかしてたものだけど。いやそういうアレじゃないな微妙に別の話が引っかかっている。超絶天才主人公モノとしてのテニプリとかガンダム SEED とかにある一種の臭みみたいなものを、仮面ライダーカブトはいいかんじに払拭しているように思われて見てて心地よい。嫌味がないというか。それぞれいい具合に性格の破綻したライダー(http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/04_cast/)が登場してくるたび、主人公ライダーとしてのカブトの配役は、これは実際よく選んだものだなと感心する。陰影の微妙な濃さが懐かしくも新しい。本編ではライダーキックの掛け声さえ叫ばないくせしてオロナミン C の CM では元気ハツラツ!とか叫んじゃうあたりの軽さもむしろプラスの印象として働く。重さがあっても重すぎてはいけないのだ。
    • 天道総司神代剣のコンフリクトは、出オチ気味に天道総司がキャラとして勝っているのでヒーローものとして安心して見ていられるというのもあるか。天道総司は天の道を行き総てを司っているだけであって、己の司る総てのものをどうしたいとかそういう執着とは別次元に自分の偉さを確定させているが、神代剣はエリート志向で支配への意識が明白であるがゆえに「己の存在自体の偉さ」度で天道総司に及ばない。ようするに天道総司は「おれは偉いからすごい」というレベルで世の中を見ることのできる男で、神代剣は「おれはすごいから偉い」というレベルでしか世の中を見ることのできない男だということだ。最強のキャラクタはその名前の時点ですでに最強であるべし、というような意図にはただただ感心する。
  • マイメロくるくるシャッフルとスクールランブル二学期を並べたとき、キャラクタころがしの自由度においてもマイメロのほうが良い仕事をしているように思われるのは、根底に感じられる手堅さみたいなものへの信頼感だろうかな。