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最近の読書

「又蔵の火」を読み終わった。おもしろかった。一本は侍、それ以外は元博徒の話だった。展開はいろいろだが、全員が過去に現在を重ね合わせて生きている。電車中で一編を読み終わらず、続きを明日にとっておくのが勿体なくて歩きながら読んで家についても読んでしまったりした。惹きつける力作揃いだった。けど暗い。藤沢氏は初期に暗いのを書き切ったから、中期以降のあの味が出せるのだろう。

一方「鉄鼠の檻」もだいぶ進んできた。けどまだまだある。なにしろ分厚い。解決編がどのくらいかかるかわからないけど、まだあと一人くらいは死んでも大丈夫そうな分量はありそうだ。単語とか歴史とか把握しづらいのが山ほど出てきておりもはや脳内で事件や背後関係などの全容を構築する余裕はない。ただ淡々と読み進めるのみだ。