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Over G

直前まで買わないつもりだったのだが、というか RUMBLE ROSES 買ったときも一度は店頭でスルーしたのだが、でも結局またゲーム屋行って買った。DC 以降には「最初に出る空戦ゲーを買っておいてハード性能の余力を見る」というのもゲーオタ様式のひとつだ。Over G は、その点でいうとあまりハード性能を駆使しているタイトルとはいえなさそうだったが、まあ購買のパターンだけ踏襲して一応手に入れてみたという按配。DC だと「エアロダンシング」、XBOX だと「AIRFORCE DELTA 2」、そして XBOX 360 だと「Over G」と……あれ、そうかそういうことか。いちおうこれで家庭用ジェット機運転派閥の主要なところ全部おさえたことになるのか。

大雑把にいうと、日本における家庭用空戦ゲーには大きく三つの勢力があるといわれている。細かく言い出すとサイドワインダーはどこいったんだ馬鹿野郎とかそういう話になるので割愛。

  • NAMCO 社の「ACE COMBAT」シリーズ
    • インチキ空戦ゲーの雄。世間的な認知度ではダントツ。機械的・物理的な正しさとはほぼ無縁。基本的には運転ゲー界における同社のリッジレーサーシリーズと同様の位置づけと思ってよいだろうが、もちろん運転ゲー界と空戦ゲー界は環境が違うわけなのでアレ(ライバルの質量や市場の動向等)。
    • 派生:KONAMI 社の「AIRFORCE DELTA」シリーズ
      • AC シリーズを後追いする格好という印象。全体的に精確な操作を要求される(難度が高い)・敵に巨大スーパー兵器などが登場する、など「AC 路線でマニア向けに特化」というような差別化を意識している印象。余談だが、XBOX「AIRFORCE DELTA 2」の映像・音響両技術の水準は家庭用同ジャンルゲーの中では抜きん出て高く、現時点でもこれを凌ぐタイトルはいまだ存在しないと言われている(それだけこのジャンルの新作が少ないということでもあるのだが…)。
  • SEGA 社の「エアロダンシング」シリーズ
    • 一言でいえば「ただ飛行機を飛ばすだけでも本当はこんなに大変なんだぞボウズ」。一作目は曲芸飛行練習ソフトであり、空戦ゲーですらなかったので、AC シリーズとの対比というよりは、どちらかというと「すごいパイロットウィングス」といった位置づけだった。シリーズが進んで「エアロダンシング F」以降は空中格闘戦メインのゲームになり、こちらの土俵へ。物理的な正しさについては非常に高い精度を誇るが、有視界・格闘戦に特化した仕様のため、機械的な正しさは犠牲にしており、「リアルなのに様式的」との批判も。
  • TAITO 社の「ENERGY AIRFORCE」シリーズ

なお、PC における(コンバット)フライト SIM の世界は家庭用ゲーのいまだ及ばぬ「真のガチ勢の聖域」としてその権威を保っている。

で、Over G をやってみたかんじ「これ買うってことはひととおりのことはわかっておろうな」的な投げっぱなし感というかチュートリアルのなさが清々しくて感心した。AC シリーズからは入るべきでない。すくなくとも EE シリーズかエアロダンシングシリーズあたりで何作か経験を積んでから入らないと、シナリオモードのミッション 1 から挫折しかねない。それこそ計器の見方から勉強していかないといけないし。

定石としては高空で視界と位置エネルギを確保しておいて、グルグルまわって相手より先にみつけて狙って撃つの繰り返し。Live 対戦もできるんだけどこれは「下手なひとはうまいひとに絶対に勝てないゲーム」ということになるだろうから、おれは当分手を出せなくて、手を出せるようになる頃にはひとがいなくなってるというパターンだろうな。まあべつにそれはそういうものだろうからべつによし。