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最近の音楽と読書

こないだ買った DVD「ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート」の影響もあってここしばらくは延々と Capsule ばかり聴いていた。「S.F. sound furniture」(http://www.excite.co.jp/music/song/4542519001827/)。だいたい furniture とかいう単語が使われているアルバムがオサレでないはずはないのであって、非常に非日常というか浮世離れというか人体のうちのビニールとプラスチック以外のパーツが抜け落ちたような人影が踊っているかんじというか、まあともかくおれのようなおっさんにお似合いの音楽ではありえない。でもまあ似合う似合わないで音楽を選ぶようになっては手垢と共にあるような人間の生き様も仕舞いだ。ファッションパンクと同類だ。そういうふうに考えていくと、つまりファッションセンスの欠落はオサレやファッションを回避するが、真のパンクというのは自分のセンスを確信している存在であって、やはりオタはファッションパンクと無縁でありつつパンクからも遠い生き物なのであろうなとか思わなくもない。脱線した。

戻って、ともかく 12 月に入ってからはかなりの頻度で Capsule を聴いていた。もうちょっと前からかもしれない。けど 11 月の頃には、読書中にはウィーン少年合唱団など日本語以外の音楽を聞く分別はあった。が、いまは京極夏彦氏作品を読みながら Capsule だ。この聴き読み合わせの悪さといったらない。モダンテクノロジ溢れる世界観を叩きつける Capsule のアルバムは京極氏作品にある昭和の風情など吹き飛ばす。吹き飛ばすがそんな程度で消え去る霧ではないのだから、しばらくすると京極堂Capsule の音楽を紅茶色に褪せた世界に染め上げたりする。どっちかにしろ。明らかに喧嘩している。だがべつにそれがいやそうではなかった。たのしそうじゃん。これはこのままの状態でもよいと思って、「姑獲鳥の夏」の大半は S.F. sound furniture を BGM にして読んだ。さすがに最後のほうはノー BGM で読んだけど。聞くとすればなにがよいのかな。なんか小編成の弦楽器がええのかな。室内楽というか。なんというのかよくわからんけど。これでもむかしチェロ弾いてたんだけどなおれ。

で、近況だが、約一年ぶりに「ふたりはぜのぴったん」と「さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜」を聴きなおしている(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040918#p1)。約一年で一周した勘定か。いろいろ算段をしながら(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050405#p2)試行錯誤してきたが、そうやって周回してきたあと聞くとまた微妙にニュアンスが違うな。次の一周はどう描くべきか。そういや YMCK の新譜も出てるはずだが買ってないんだよな金なくて。むーん。