最近のアニオタ活動
あいかわらずひとつのアニメシリーズを追っかけるとかそのレベルにまで TV アニメを日常生活に固着させることには成功していないが、その日放映されているアニメを Yahoo! の TV 番組表で確認してなるべく見るとかそういった地道なアニオタリハビリ活動は継続している。一歩も進んでいないが、けど前傾姿勢はやめていないという状況だ。こないだ K さんに「苺ましまろ」の DVD を見せてもらったときもちゃんとニヤニヤできたし、深夜に放映されているローゼンメイデン(先日ようやくローゼンメイデンの本物を見ることができたよ!)を眺めて口元をゆるめることができるようにもなっている。まだ ARIA とかあのレベルのものはちょっときびしい(全員善人的宇宙の提示については、まだ時折一瞬で地球上から酸素だけ消失したり、自分を取り巻く原子が一斉に静止したりとかしたかのような硬直感が襲ってくる)。ガンソードは童貞ぶりがすさまじくてきつかったが、喉元過ぎて逆にこれはこれで無限のリヴァイアス的楽しみかたもアリかとか思えるようになってきた、かも、そろそろ終わるみたいだけど。土日朝のアニメ番組は絶対に寝ているので見れないけど。たまーに起きてるときはがんばってみている。怪傑ゾロリとかおもしろいな。
アニメと直接絡むわけではないんだけども、NHK 教育の平日 17:00 からの一時間は見ててしあわせになれる。たぶんおれが HDD レコーダ持ってれば地上波の中では最優先で録画する時間帯。子供のころからおっさんになった今でも教育番組を見るのが好きなおれだが、それにしても最近の教育番組は洗練されていてすごいなあいまの子供がうらやましいなあと思う。クインテット最高だし。先日変わった冬版のオープニング歌詞はいまひとつかなと思ったけど。そして夢のような 17 時が過ぎれば 18:00 からは 10 分間おじゃる丸。さらに 20 分間の忍たま乱太郎。パーフェクトだ。おじゃるは貧ちゃんさえ出てればおれはしあわせだし、忍たまは当初舐めてたところがあったんだけど、しばらく見続けてるうちにじつはこれ相当な作画アニメではないかと思えてきた。
NHK 教育 17 時台といえば、先日からやっているらしい「トムトム☆ブー」(http://www3.nhk.or.jp/anime/tomtom/)がすごく良い。話ほんわかだしキャラクタかわいいし絵はおもしろいし技法も枯れていつつ新鮮だし。原作本買っちゃおうかと思ったくらいだ。いい仕事してるなあと思う。
あとはー、新ドラか。結局数えられるくらいしか見れてないけど、リニューアルしたドラえもんが、あれはあれで相当いいかんじな気がする。いまのところ。声優陣一新して絵が原作寄りに戻ったんだけど、それがけっこう当たってるっていうか、なんかドラちゃんワールドが装いもあらたにちゃんと 21 世紀に蘇ったなあと思えた。絵柄原作寄りとはいってもぜんぜん古くなくて今ちゃんと描くと新しい味わいなのだなあとわかる。やばい、これがポップ感という理解か。このまま五年くらい煮詰めればおれも「究極超人あ〜るはポップカルチャーとして消費された…」とか言い出しそう。
いちおうメモっておくと、最近脳内で「○○はポップカルチャーとして消費された」というフレーズが大流行中。○○の中身はなんでもいい。とりあえず言ってみてその語感を楽しむというあそび。自分の中にある気付きづらい差異化ゲーム要素が励起されてくすぐったいので田舎オタにはおすすめ。おのれの身の程自己診断ツールというか。やっぱこういうところにある一線を突破した者にだけ、ローマ剣闘士としての栄光への道は開かれるのであるなというか。おれにそれはない。あるひとにはあるだろう。他意はない。